ケータイコミック配信サイト「コミックシーモア」を運営する、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社(NTTソルマーレ)は、「ユーザーの読書スタイルに応じて、30分から1ヶ月までの6種類のメニューから利用時間を選び、その時間内はサイト内のコミックがいくらでも読める」という日本初の時間制電子書籍サイト「定額よみっぱー」を、2010年8月16日(月)より株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供するiモード公式サイトにおいて開始した。
いわば、ネット漫喫のような使い方で、自分の空いている時間に応じて気になるコミックや雑誌をチェックできるのが強みである。
「定額よみっぱー」の最大の特徴は、そのユニークな料金体系にある。
ユーザーには自分が読みたい時間に応じて、30分間から1ヶ月までの6種類のメニューから、利用時間(よみっぱ時間)を選んでもらう。「定額よみっぱー」では、どのタイトルをいくら読んでも、時間内なら追加料金が一切不要である。
メニューは、次のとおりとなっている。
よみっぱー個別100 30分 105円
よみっぱー個別200 90分 210円
よみっぱー個別500 購入日の翌日末まで(1泊2日) 525円
よみっぱー個別800 購入日の翌々日末まで(2泊3日) 840円
よみっぱー980 月末まで(時間制限無し) 1,029円
よみっぱー500 月末まで(9時~18時の間) 525円
これならば、わざわざ漫喫まで足を運ばなくても、自分の部屋や職場の昼休みに、どこでも好きなだけコミックが読める。
NTTソルマーレでは、今後もコンテンツホルダーに協力を受けながら「定額よみっぱー」のタイトル数拡充に努め、年内に1万タイトルの品揃えを目指すとしている。
また、電子書籍体験の入り口としての”時間制サービス”を、電子書籍市場拡大の起爆剤と位置づけ、他事業者の携帯電話、iPhoneやAndroid端末をはじめとするスマートフォン、そしてiPad等さまざまな端末向けのサービス展開もあわせて検討していくとのことだ。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)