発売当初より、業務端末としての利用、あるいは小型ノートPCを置換するものとして注目されてきたiPadであるが、このたびグループウェアを主力商品とするサイボウズの各製品がiPadのブラウザSafariに正式対応することとなった。
サイボウズでは、同社製品へのモバイル接続端末として2010年初頭よりWindows phone、BlackBerry、iPhoneと対応してきたが、この度の検証結果を受けiPadも正式に利用可能となった。
また、「サイボウズ リモートサービス」での検証も完了しているので、いつでも、どこでも、安全に、社内のグループウェアにあるスケジュールやメッセージ、掲示板の情報や、データベースに蓄積された情報をiPad経由で利用できる。
ビジネススピードを緩めないiPadの企業利用で隙間時間を有効活用し、さらなる業務の効率化を可能にする。
対応製品とバージョンは下記のとおりとなっている。
製品名 バージョン
サイボウズOffice 8.1.1以上
サイボウズ デヂエ 8.0.2以上
サイボウズ ガルーン 2.5.4以上
サイボウズ リモートサービス 2.2.0以上
iPadの業務利用について、クラウドとの連携や社内LANへのアクセスなどのサービスはすでに提供が始まっており、利用が加速すれば、自席のパソコン端末をシンクライアントに置き換えて、iPadとデスクの端末を同一環境で利用するといったシステム構成も考えられる。
今後のiPad業務利用の動向が注視されるところである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)