プラス株式会社は、パソコン画面や大型ディスプレイ等に投影表示した資料に、手元で書き込みなどの操作が容易にできるワイヤレスのノート型パッド「UPIC Notepad(ユーピック ノートパッド)」を、2010年9月下旬よりビジネス市場および教育市場に向けて発売する。
企業における近年のミーティングは、大型液晶テレビやプロジェクタにパソコンのプレゼン資料を映して、説明しながら行われることが多い。
しかし、重要点をマーキングしたり、一つの箇所に複数の人が補足説明を付け加えたりする際に、多人数で使い回しのできるコンソールが欲しいところだ。そうなるとワイヤレスでPCをコンソールできるデバイスが必要になる。
本製品は、まさしくそのようなニーズに応えるものだ。
「UPIC Notepad」は、A4サイズをひと回り大きくした軽量で持ち運びしやすいパッド本体と専用デジタルペンのセット。パッド表面の透明シートに特殊印刷したドットパターンを、ペンの先端に内蔵された超小型カメラで読み込みながら、位置情報をパソコンへ無線送信[Bluetooth]できるスウェーデンのアノト社の技術を採用している。
パソコンおよび、プロジェクタ、デジタルテレビなどのディスプレイ装置と組み合わせることで、パソコンから離れた場所(最大約10m)から”パソコン遠隔操作”を実現できる新しいタイプの入力機器である。
使い方としては、会議資料等を液晶・プラズマディスプレイやプロジェクタなどのディスプレイ装置に映し出し、手元のパッドとデジタルペンを使って画面に注釈や参加者のアイデアを手書きで加えていくというものだ。
また、パソコン画面を表示した会議で、席に座ったままコンテンツに自由に書き込みをし、意見を出し合う (最大3人まで書き込みが可能)といった自由なミーティングが可能になる。
価格は、39,900円(税抜 38,000円)。
同社では、ビジネス・教育両市場での普及を目指し、初年度販売目標は、ワールドワイドで3万台を見込んでいる。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)