今の季節、特に気になるのは紫外線。最近ではほとんどの車がUVカットガラスを採用しているとはいえ、長時間、車を運転したらなんとなくうっすらと日焼けあとが…なんてことも。ドライブデートで助手席の彼女に「日焼けしちゃったみたい」と嘆かれた男性もいるだろう。
車の中限定ではあるが、そんな紫外線に悩むドライバーや同乗者をサポートするグッズが登場しているのをご存じだろうか。今年2月に販売された『エアリーC(PIAA)』だ。効果と着眼点の面白さが認められ、つい先日、日刊自動車新聞用品大賞を受賞している、優れものの車のエアコンフィルターなのだ。
『エアリーC(PIAA)』は、ビタミンC誘導体を放出するエアコンフィルターだ。このビタミンC誘導体とはその名の通りビタミンCの生成を促す成分。化粧品などにも用いられているので、一度は目や耳にしたことがあるだろう。
では、実際にどんな効果があるのか?
この『エアリーC』を車のエアコンに取り付けると、エアコンを動作させている間はフィルターからビタミンC誘導体が放出され、それが車内にいる人間の肌から体内へと浸透する。浸透したビタミンC誘導体は体内にある酵素と融合してビタミンC成分をつくり、様々な効果が期待できるようになる、という商品なのだ。
ビタミンCは、コラーゲンの生成の促進や肌の保湿・紫外線による皮膚の老化防止などのほか、免疫力の向上や抗ストレスホルモンの生成を助けるなど様々な効果があるといわれていることから、お肌だけでなく日頃ストレスを感じている人などにも欠かせない重要な成分。日々の食事やサプリメント、化粧品などで常に摂取するよう心掛けている人も多いのではないだろうか? それを、車に乗っているときに手軽につくってしまおうというわけだ。紫外線が強い今の季節、いつも以上にお肌のお手入れや食事に気を遣っているという方には何よりの朗報だ。
車のエアコンフィルターといえば、長く使っていると臭いが気になってきたりフィルターの目詰まりでエアコンの効きがわるくなるなど、普通に使っていても1年程度で交換が必要な消耗品。車のメンテナンス時の明細に「エアコンフィルター交換」という文字を見つけ、「もう交換なの?」と思っている人も多いのではないだろうか。この、ビタミンC誘導体が車内に放出され肌から浸透していく、というのは視覚的にわかるものではないため「本当にそんな効果があるの?」という気持ちも無きにしもあらずなのだが、どうもこの商品、大学のビタミン学の権威からのお墨付きももらっているらしい。どうせ交換するフィルターなら、一度この『エアリーC』を取り付けてみるというのも面白そうだ。当然、フィルター本来の役割も有しており、ビタミン濾紙と静電気パワーを有するエレクトリックフィルターの2層構造で、車内に入り込んだ花粉やカビ、ほこり、ディーゼル粉じんなど1μm以下の微粒子をも除去してくれる。しっかりとゴミを除去し、その上ビタミンCまで放出するという優れものなのがこの『エアリーC』なのだ。
ビタミンCなどと言われると男性諸氏は蚊帳の外のアイテムのように聞こえてしまうが、そんなことはない。喫煙者であれば非喫煙者以上に消費するビタミンCを補うために、車で通勤している人なら仕事前や仕事後のリフレッシュに、はたまた同乗する奥さんや家族・彼女のために、などなど様々なシーンで有効だ。
美肌にこだわるユーザーの支持を得て、じわじわとブームを巻き起こしそうな気配の『エアリーC』。同乗者に「この車、普通のフィルターなの?」と不満顔で言われる前に、まずは一度お試しあれ。
(TechinsightJapan編集部 村上あい)