イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】故マイケル・ジャクソン、愛するペットにとんでもない手術を受けさせようと企んでいた。

家族同様のペットがいる誰もが思うこと。それは「愛するペットと会話が出来たら、どんなに楽しいだろう」ということではないだろうか。昨年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンにも、かつて大変可愛がっていた “バブルス” という名のチンパンジーがいたが…。

1987年にはマイケルと一緒に来日もしたチンパンジーのバブルス君について、姉で歌手のラトーヤ・ジャクソン(54)の口から、興味深いエピソードが飛び出した。

マイケルが飼い始めた時は2歳、世間からおおいに隔離されたあのネバーランドでは、マイケルの親友のような存在であったチンパンジーのバブルス君。ムーンウォークも覚え、マイケルの言うことをよく理解していたため、彼はバブルス君の知能の高さを常に自慢していた。

「バブルスと話がしたい、彼の考えていることをどうしても知りたいとマイケルは言っていたわ。マイケルはある時、人工声帯を取りつける手術が可能かどうかを真剣にお医者さんに尋ねたんですって。でも先生は “そんな試みをしたらバブルスは恐らく死んでしまうよ” と答えたらしいの。」

全く納得していなかったというマイケルは、その後も有名な獣医や霊長類研究家の存在を知ると、さっそくスタッフにフライトを手配させてその人物を呼び寄せ、ケタ違いの報酬額を記入した小切手をポンと渡しながらバブルス君を診せ、同じ質問をぶつけていたそうだ。

ところでこのバブルス君、マイケル特注の最も豪華な便器を使うことを許されていたほどの間柄だが、なぜマイケルは突然、ネバーランドからこの子を追放することにしてしまったのか。成長とともにマイケルの手に負えなくなり、それで手放したと考えるのが恐らく正しいのであろうが、実は諸説ある。

まずは、掃除や窓拭きをやるほどサービス精神が強かったバブルス君は、そのストレスから、ある時マイケルの顔を殴ってしまい、鼻を傷つけて彼の逆鱗に触れたという説。そして、高い声域をキープするためにマイケルは睾丸を摘出したと噂されているが、その睾丸をバブルスが食べてしまったという説もある。

バブルス君はすでに20代後半、80kg近い体で、熱帯雨林の環境を再現したフロリダ州の動物保護施設で過ごしているが、マイケルは生前幾度もそこに足を運び、バブルス君の元気な姿を確認していたというから、両者の愛情や絆は本当に深かったのであろう。

そのような手術を無理に実行せず、本当に良かった。マイケルの奇行歴に、またひとつとんでもないエピソードが加わるところだったではないか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)