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【パソコン快適活用術】中古ノートPCをAVステーションにする(第7回)

格安フルスペックノートPCの登場で影の薄くなったネットブックに最大限の仕事をさせてやるべく、統合AVステーションとして構成するシリーズ第7回は、ビデオキャプチャユニットを使って、ビデオテープやアナログ放送録音音源をPCに取り込むタスクを与えることにする。

ビデオテープの映像ソースをパソコンに取り込むには、VHS/DVDレコーダーで一度DVDにダビングして、そのDVDをPC上でエンコードするという手順を踏むことになる。

しかし、DVDに残す必要がないのであれば、直接PCに取り込んだほうが時間の節約にもなる。

今回登場してもらうのは、プリンストンテクノロジーの「デジ造」である。

すでにメーカー販売は終了しているが、家電量販店などではまだ販売しているので、ぜひひとつ手に入れておきたいパーツである。

まずは付属キャプチャソフトである、ShowBiz DVDをインストールしておく。

ビデオデッキとPCを「デジ造」で接続し、ShouBiz DVDを起動する。そのあとテープを再生し、キャプチャボタンを押せば自動的にキャプチャが始まる。

ネットブックでキャプチャを行っているときには、CPUはフルパワーで動作するので、他の操作を同時に行うと、キャプチャ処理に影響が出る。したがってキャプチャが終わるまでは黙って見ているべきである。

再生が終わったらキャプチャを停止し、編集機能を利用してCMカットや結合処理などを行って完成である。

生成されるデータはmpeg形式なので、そのままPCで再生できるが、iPhoneなどで再生するには、所定の形式に変換させる必要がある。

変換ソフトは、フリーのものや有料のものなど多くがリリースされているが、iWisoft Free Video Converterがオススメである。

複数ファイルのエンコードと結合を同時に処理できる快適さは、他のソフトでは見られないものである。

次回は、ネットブックでのワンセグの視聴と録音から変換・再生までを紹介する。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)