writer : techinsight

ハイボールブームだけど、一番おいしいのは何? ハイボール初心者の記者が調子に乗って試してみた

最近、ハイボールが流行っている。小雪のCMにクラっときた、というお父さんたちも多いだろう。また、独特の爽快感と価格の安さ、そしてアルコール度数が高くて早く酔いが回ることから、「手軽にほろ酔い気分になれる」として若い女性からの支持も強い。

各社がこぞってハイボールブームに乗っているが、様々な商品が出過ぎていて、何から始めたら良いか、かえって分からないという人も多いようだ。何を隠そう、記者もその一人である。そこで今回はハイボールの一番を探るべく、ハイボール初心者の記者が実際に色々な組み合わせを試した結果をご紹介したい。

まず、確認するまでもないことだが、ハイボールの定義から。ハイボールとはウイスキーをはじめ、ジンやベルモット、ラム酒などをソーダ水で割った飲み物だ。「ハイボール」という語源は、酔いのスタートという意味で汽車の出発進行の合図である「サインボールを高く上げる」ことから来ている…など諸説ある。

前置きはともかく、まずはオーソドックスな割り方で一杯。ウイスキーのソーダ割りを作ってみた。サントリー「角」を予め冷やしたうえで、BGMはすかさずゴスペラーズに。一片の氷をグラスに入れ、そこに角と冷やしたソーダ水を注ぎ、スプーンでかき混ぜればあっという間に出来上がり。サントリーのホームページには小雪さんが丁寧に作り方を教えてくれる動画があったが、それによると、ウイスキー1:ソーダ3の割合で、混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうから注意してほしい、とのことだ。さすが小雪さん、細かな気配りが優しい。

早速飲んでみたが、小雪さんの言う通り、うまい。こんな奥さんがそばにいたらもっとうまいのだが…普段は専ら梅酒ロックが中心の記者。ウイスキーというと重たい印象があったが、それは爽快なサイダーの泡とともにシュワシュワと吹き飛んでしまった。

なるほど、ハイボールという飲み物がうまいということが分かった記者。手ごろ感が人気の飲み物だが、高級なウイスキーを使ったらどうなるのか。これは実験しないとわからないではないか!!ということで、手元にはサントリー「響」を用意。響と言ってもミツコの方ではない。今度はサイダーにもこだわって、南フランス産の天然スパークリングウォーター「ペリエ」で割ることにした。香りの広がりがたまらない、とオシャレな先輩が言っていた口の大きなグラスを用意。氷を3つほど入れ、響1:ペリエ3の割合で軽く混ぜる。すると…さすがは高級ウイスキー。味はもちろん、薫りまでもが楽しい気分にさせてくれる。間接照明がほしい感じだ。

さて、これに味をしめた記者。酔いが回ったのか、こんな妄想を。「本場のスコッチでこれを作ったら、もっとおいしくなるのでは?」思い立ったら即実行。誰か偉い人が言っていた。これはやるしかない。輸入ウイスキーはたくさんあるが、本場のスコッチで一番売れているのはシーバスリーガルだ。今までウイスキーを飲んだことのない記者でもその名前は知っている。ということで、早速買ってきた。

せっかくなので、自分流ではなく、誰かの美味しい飲み方を真似したい。調べてみると、ハイボールに似た「シーバス・ポップ」というネーミングの粋なカクテルを発見。作り方を紹介したホームページには「ソーダとともに立ちあがる蜂蜜のアロマ」という何ともたまらないキャッチコピーが付いている。これはハイボールの進化系か?

作り方は、まずグラスに氷を3つほど入れ、シーバスを注ぐ。その後、先ほど購入したソーダを入れていく。やはり割合はシーバス1:ソーダ3だ。マドラーで軽くひと混ぜしたら、最後に入れるのはレモンピール!暑い夏にレモンの爽快感はたまらない。これはもう飲む前から結論が出ているのだが、そこはでも、飲んでみないと順位は付けられない…ということで、いただく。うん、やはり、うまい。

結論。色々試したが、やっぱり本場のスコッチを使った「シーバス・ポップ」はおいしい!シーバスのホームページにはこの他にも「シーバス・アップル」や「シーバス・ミント」などの作り方が紹介されている。

さらに、サイト上では自宅で簡単に作れるカクテルキットのプレゼントキャンペーンもやっているので、この際「シーバス・ポップ」を試してみてはいかがか。

ハイボール初心者の記者だが、すっかりハマってしまって、この夏はハイボール三昧になりそうだ。どれもおいしいが、手軽に楽しむなら「角」、でもちょっといいことがあった日や、贅沢したい日、小雪似の美女を口説き落としたい日(そんなチャンスは訪れるのだろうか)には、シーバスを試してみようと思うのであった。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)