独断と偏見に基づき、シリーズでここまで10本ほどご紹介してきたセレブのソックリさん大会。楽しんで頂いていますか? 今回は渋いAORスター、ボズ・スキャッグスです。
個人的には、自信度A、いやA+くらいと言ってもよいほどの思い込みよう。そのため写真を添えていないが、「高田純次さん」ということでいかがであろうか。
ボズ・スキャッグスは1970年代後半から1980年代に大活躍したミュージシャン。アルバム『Silk Degrees』、『Down Two Then Left』からは、メローでアダルトなクロスオーバー・サウンドの曲を次々と発表。ボビー・コールドウェル、マイケル・フランクスなどと並び、アダルト・オリエンテッド・ロック、あるいはアダルト・コンテンポラリーの一大ブームを巻き起こした一人である。
『We’re All Alone』、『Harbor Lights』あたりは、今ではイージー・リスニングの名曲としても有名だが、決してバラード専門の歌手ではない。彼のレコーディングを支えているメンバーにより、数々のヒット曲を生んだロックバンド「TOTO」が結成されたことを思えば、どれほどクールな音楽を世に放ってきたか、きっとご想像頂けると思う。
バラードはともかく、クールな曲については知らないとおっしゃる方には、是非とも『Jojo』や『Lowdown』を聴いてみて頂きたいと思う。 “今から30年も前に、こんなサウンドが存在したんだ!” と恐らくビックリされるはずである。この6月8日で66歳にもなったというボズ、いつまでも現役としてコンサート活動を続けて頂きたいと心から願っている。
画像:bozscaggs.comより。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)