マイケル・ジャクソンの無念の死から、早くも1年になろうとしている。英タブロイド紙『News of The World』のインタビューで、父ジョー・ジャクソン氏がマイケルの死について、妻のキャサリンさん(80)を責めていることを「その1」でお伝えしたが、ロンドン公演前の契約に関しても、妻は無責任であったと怒りをあらわにした。
ご存じの方も多いと思うが、2009年7月からスタート予定であったロンドンでのカムバック・コンサート “THIS IS IT” は、当初10あるいは15公演という話で契約されたものであったが、いつしか50に増加し、マイケルを困惑させていた。
“とても無理だよ、自信がない。どうにか公演数を減らせないか” と弱音を吐く息子のために、父ジョー氏はAEGライブ(イベント主催会社)のボス、ランディ・フィリップ氏とビバリーヒルズホテルで面会したそうだ。
「マイケルに無断で50に増やすとは、あまりにもひど過ぎると私は言いました。マイケルは精神的に追い詰められていると話しているうちに、私はカッとなって来て、ついにランディ氏に “何かあったらタダでは済まされないからな” と怒鳴ってしまいました。」
「そんな私を見て、マイケルとキャサリンは他人事のように噴き出したんです。そんな大事な交渉の時に笑い出すなんて…。ランディ氏が “では少し検討してみます” と言うと、そこでお開きになってしまいました。勿論その後は梨のつぶてです。」
ジョー氏は、何としてもAEGライブに公演数を減らすよう認めさせ、マイケルの精神的な負担を軽減させてあげたかったと言う。キャサリンさんが笑ったことで場の緊張感が崩れ、ランディ氏との交渉が決裂してしまったことを悔やんでいるのだ。
その1でお伝えしたが、マイケルの薬物依存を救えなかったのは、母キャサリンさんの努力不足であったと批判したジョー氏。これらを受け、現在キャサリンさんは夫と口も利かず目も合わせない状況にある。ああ、口は禍のもと、マイケルの遺児を預かっているというのに、こちらの夫婦仲は今後大丈夫なのであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)