マイスタンダードでは、URLにテキストパラメーターを付けるだけで簡単に音声変換する無料サービス『音声変換サービス／話してちょ～だい♪』を開始した。
同社ではこれまでビジネス文書の自動校正システムや多言語翻訳システムをWeb上で無料公開しており、今回、音声変換サービスの新たな登場により、ビジネスシーンでのいっそうの活用が期待される。

同サービスでは、URLパラメーターにテキストを設定するだけで音声変換する機能、フォームから入力されたテキストを元に音声変換する機能、フォームから入力されたURLのHTMLファイルを音声変換する機能を持ち、音声化した内容はただちにMP3ファイルとして生成されるので、ダウンロードして組み合わせれば、いろいろな使い方ができる。

たとえば、自作のビデオ作品にナレーションを入れるときに使用したり、視覚障害を持っている人のためにWebを朗読させたりといった使い方ができる。

もともと、この種のツールは、障害者向けのアクセシビリティツールとして高価なパッケージソフトになっていることが多いが、同社では無償公開することで、多くの人に利用してもらいたい考えだ。

今後は、幾つかのバージョンアップを重ねながら変換スピード、変換テキスト数、音声レベルの向上を目指すとしている。

リリース予定のサービスとして、音声と映像を結合しアニメーション(Flash,HTML5)を作成する機能がある。
同社が強みとしている人工知能アルゴリズムを使用し、例えば初めてサイトにアクセスされるユーザーの時には、リファラーのキーワードなどを元に再生する音声を変えて作成したり、2回目、3回目のユーザーには購入履歴などを元に、現実社会に似た接客対応をさせることが可能となっている。

単に購入履歴からオススメ商品を列挙するだけではなく、バーチャルな接客担当マンが直接音声で案内することで、サイトへの親近感の向上につなげていくことができる。
（TechinsightJapan編集部 真田裕一）