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B4/A4ノートPCを分解せずにそのままデータ消去可能な「DMA-30000」発表 プラットフォーム・オブ・ジャパン

廃棄PCのデータ消去方法には、ソフトウェア消去のほかにハードディスクを取り出して物理的に破砕する方法がある。しかし、どちらも台数が多いと非常に手間がかかってしまう。しかし、ハードディスクを取り外さずにノートPCに強い磁気を与えてデータを抹消する方法なら、スムーズに作業が終わる。
今般、B4/A4ノートPCを分解せずにそのままデータ消去可能な「データキラー(DATA KILLER)DMA-30000」を株式会社プラットフォーム・オブ・ジャパンより発売した。

「データキラー(DATA KILLER)DMA-30000 」は、B4/A4ノートサイズのパソコンがそのまま入る大型チャンバー(消去可能領域)を採用し、315(W)×110(H)×364(D)mm以下のB4/A4サイズのノートパソコンであればHDDを取り外さずにそのままデータ消去することが可能である。

さらに消去可能領域が広いため、HDDに加えてオフィスから大量に廃棄されるオープンリールなどの大型テープやLTO、DAT、CMT、更に放送用テープのDVCAM、DVCPRO、HDV、DVテープなどといった磁気テープを一度にまとめて消去することができ、データ消去作業の効率化も図ることができる。

消去可能数(理論値)は、1時間あたりノートPCが163台、3.5インチHDDが2608台、LTOが5868本、フロッピーディスクが39,609本となっている。

さらに、「磁力数値確認機能」「フラッシュ機能」を搭載しており、磁界が発生した際(データ消去時)に挿入口付近を青く発光することに加えて、発生磁界を毎回LCDディスプレイに数値表示する。

目で見えない磁気の状態をユーザー自身で目視にて確認することにより、より安心して利用することができる。

システム部門と電子機器室を持ち、大量のストレージやメディアを保管しているユーザー企業にとっては、情報漏えい防止の強力なパートナーとして活躍が期待される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)