USBケーブルは、機器間の距離が最長5メートルという制約がある。つまりUSB機器はパソコン本体の周辺にしか設置できないということである。
もし遠く離れた場所のUSB機器を操作したいならば、USBデバイスサーバーを使用して無線LANで接続する必要があるのだが、転送速度が遅いという欠点がある。
しかし、今般、サンワサプライからUSB規格を超えて20メートルまで延長できるアクティブケーブルが発売された。

USB2.0対応ケーブルで、USB1.1規格の機器にも、もちろん使用できる。販売価格は5,980円(税込)。サンワダイレクト(本店・楽天市場店・Yahoo! ショッピング店)のみの限定販売となっている。

USB2.0の「Hi-SPEED」モード(転送速度480Mbps)に対応している。特別なドライバーソフトのインストールは必要なく、USBケーブルを挿し込むだけで簡単に延長することができる。

10m延長(販売価格3,980円)、15m延長(販売価格4,980円)のUSB延長ケーブルも同時に発売となる。

対象用途はいろいろ考えられるが、たとえば無線LAN非対応のプリンタをPCから遠く離れた場所に設置せざるを得ない場合や、外付けハードディスク群のようにPCの近くにあることに何のメリットもないデバイスを、本体から遠く離して、室内の邪魔にならないところに設置する場合などに威力を発揮するだろう。
（TechinsightJapan編集部 真田裕一）