writer : techinsight

OLが電車の中で一番つぶやいていることは? 気になるTwitter意識調査の結果。

テレビや雑誌に取り上げられる機会も増え、利用者が急増しているTwitter(ツイッター)。最近始めたという人も多いだろう。そこで気になるのは、「みんなは一体どんなことをつぶやいているのだろう」「どのように使っているのだろう」ということではないか。これまでほとんど行われていないツイッターの利用に関する意識調査がついに実施され、興味深い結果が発表された。

働く女性のための情報紙「シティリビング」はツイッターに関する意識調査を実施し、その結果を公開した。調査は今年4月にシティリビングの 「Citywave」メール会員を対象にWEBアンケート形式で実施され、女性779名の回答を得た。尚、回答者の平均年齢は33.5歳となっている。

まず、「ツイッターを知っているか」という質問に対しては「知っているが、利用方法はよく知らない」が50%と最も高くなり、次いで「利用方法も知っている」が31%、「聞いたことがある程度」が17%となっており、「知らない」はわずか3%にとどまった。その認知度は高く9割を超えていることがわかる。

次に、「ツイッターのアカウントを持っているか」という質問に対しては、「持っている」が62%で、「持っていない」の38%を大きく上回った。また利用法に関しては、「自分でツイートし、他の人のツイートも見る」が36%、「自分でツイートするが、他の人のツイートは見ない」が3%、「自分ではツイートはしないが、他の人のツイートは見る」が28%、「ツイッターは利用しない」が33%となった。このことから、働く女性の6割はツイッターを実際に利用しており、アカウントを持っていない人の中にも他人のツイートを見ることでツイッターに触れていることがわかる。

そして、「ツイッターを始めたきっかけ」について尋ねたところ、「話題だから」が最多の50%で、以下「有名人のつぶやきを見るため」が35%、「手軽に情報発信できるから」と「知人とのコミュニケーションのため」がともに26%、「フォローしたり、フォローされたりがおもしろいから」が16%と続く。

「つぶやく頻度」に関しては1日1回程度という人が22%、数時間おきにツイートするという人は16%いる一方、「アカウントをもっているがほとんどツイートしていない」が最多の38%となっている。そして、フォローしている人数の平均は52人、フォローされている人数の平均は41人であった。

さらに、「どんな時つぶやいているか」という質問を複数回答形式で尋ねた結果、「帰宅後、家で」と「休日」が最も多くそれぞれ56%となった。「帰宅時の電車の中」は42%、「お昼休み」は38%で、「仕事中」という回答も27%にのぼった。

そして気になるのは、どういった内容をつぶやいているのかということだ。自由回答形式で答えてもらった結果、次のような答えが挙がった。

◆「新商品のお菓子など話題の品について写真を投稿し、つぶやいている。周りの反応がダイレクトにくるので面白い!」(32歳未婚)

◆「本当に心のつぶやきを書いている。海外通販の割引情報、趣味関連のニュース等、情報をいち早くキャッチアップできるのが魅力的。有名人と身近になれた気がするところもよい。」(29歳未婚)

◆「愚痴や思った事を正直につぶやいてます。フォローされている人の中に知り合いがいないので本音を書けます。」(26歳未婚)

ツイッターに関しては、情報の即時性や有名人との親近感などをメリットとして挙げる声が多く、「必要以上に接触せずとも、その人の日常や考えに触れることができる」という回答もあったが、一方では「言うほど面白くはない、もはや企業の宣伝ツール」「すぐ飽きるのでは」と冷静な回答も少なくなかった。

果たして今のツイッターブームはどうなっていくのか。今後のツイッター利用について「ツイートする頻度は増えていくと思う」と「ツイートする頻度は今のままで定期的につぶやく」が合わせて61%にのぼる一方、「ツイートする頻度は下がっていくと思う」「そのうちツイートもしなくなるし、他の人のツイートも見なくなると思う」などの答えも併せて36%にのぼった。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)