writer : techinsight

長距離バスを快適に使う。シェル付独立シート『WILLER EXPRESSコクーン』

長距離バスは、乗車時間は長いが最寄りの駅近くの停留所からサッと乗れて、景色も眺めながらのんびり移動できるということで人気が高い。しかし欠点もあって、リクライニングを倒すにも後ろの席に気を遣わねばならないし、空間が狭いからあまりリラックスできないということもある。せめて周囲の目から見えない個室でプライベート空間が欲しい。そんな願いが叶うのが、『WILLER EXPRESSコクーン』である。

『WILLER EXPRESSコクーン』は、顧客の「後ろの人を気にせずにリクライニングしたい」「もっと寛げるプライベート空間が欲しい」といった声をもとに、移動に求める理想空間を最大限に実現することを目的に開発された。

今までのバスシートの概念を払拭し、大型シェルのパーテーションで各座席が仕切られ、さらに左右1:1 の2列シートをそれぞれ斜めに設置することにより一人一人のプライベート空間が確保されている。また、シート座面には、体を優しく包み込むような柔軟性の高いクッションが導入されている。

「少し費用がかかっても時間を有効に活用できる高速バスを利用したい。」といった27歳~40歳のユーザー向けに、車内のデザインはシンプルで落ち着いた色調でコーディネートされている。

シェル内には、靴収納スペース、荷物収納スペース、ミラーが新たに設置され、便利な空間が確保されている。足元は男性でも足が前方座席につかえることなく伸ばすことができ、寛ぎの時間が過ごせる。
また、「シアター」シートで好評の移動空間を楽しめるVODシステムも導入され、映画、音楽、ゲームが楽しめる。

今回導入車輌3両の内、2両は東京~大阪便で運行し、1両はより多くのユーザーに体験してもらうため、東京を基点とし青森・仙台・金沢・広島・秋田・名古屋に向けて、各都市6日から8日間運行する。

路線と料金は次のとおりだ。

5月26日販売開始
・東京~大阪:(運行期間7月23日~10月3日)片道 9,800円~11,800円
6月3日販売開始
・東京~青森:(運行期間8月19日~8月24日)片道 9,500円~11,000円
・東京~仙台:(運行期間8月25日~9月1日)片道 6,000円~7,500円
・東京~金沢:(運行期間9月2日~9月9日)片道 8,000円~9,000円
・東京~広島:(運行期間9月10日~9月17日)片道 11,500円~14,000円
・東京~秋田:(運行期間9月18日~9月25日)片道 8,500円~10,500円
・東京~名古屋:(運行期間9月26日~10月3日)片道 6,000円~8,500円

いわば、長距離バスのエグゼクティブシートである。ゆったりした空間と時間を有効利用したいユーザーにピッタリのサービスと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)