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ログ機能付きHDDデータ消去ソフト「ディスクシュレッダー4・スタンダード」 パーソナルメディア

パソコンのリプレースに伴うデータ漏洩防止措置については、リース業者にデータ消去の指示をするだけでは不安が大きい。できればハードディスクを外して物理破壊するのが確実だが、それだとリース業者が困ることがあるので、クライアント側でも確実な消去作業を行ってから返却することが望ましい。

今般、パーソナルメディアは、データ消去の記録をUSBメモリに保存できる機能を追加したHDDデータ消去ソフト「ディスクシュレッダー4・スタンダード」(税込31,500円)ほか2製品を、5月13日から発売開始する。

「ディスクシュレッダー4」は、従来製品の「ディスクシュレッダー3」と比較して処理速度が大幅に向上しているほか、HDDのデータ消去の記録(消去ログ)をUSBメモリ内のファイルとして保存する機能を搭載した。

消去ログには、データ消去を行った日時や消去方式のほか、パソコンの機種名やシリアル番号、消去対象となったHDDの容量、モデル番号、シリアル番号などが記録されており、具体的で正確なパソコンの管理情報として、そのまま活用できる。

製品ラインナップは、全部で3種類となっている。

【ディスクシュレッダー4・スタンダード】FD版・CD-ROM版(税込価格:各31,500円)は、「乱数1~5回書き込み」と「NSA推奨方式」の合計6通りの消去方式を選択できる、スタンダード版。データ消去記録をUSBメモリに保存できるログ機能を搭載している。

【ディスクシュレッダー4・スーパー】FD版・CD-ROM版(税込価格:63,000円)は、スタンダードの消去方式に加え、9回までの乱数書き込みや、米国防総省、米海・陸・空軍での消去方式、グートマン推奨方式など、さまざまな消去規格に準拠した消去作業が可能な機能強化版。スタンダードと同様に、データ消去記録をUSBメモリに保存できるログ機能を搭載している。

【ディスクシュレッダー4・ライト】FD版・CD-ROM版(税込価格:各10,500円)は、 消去方式を「乱数1回書き込み」に固定しシンプルな操作を実現したエコノミー版となっている。

コンプライアンスや内部統制、IT資産管理の強化といった面からも、パソコンの通常使用時のみならず、導入から廃棄に至るまでの客観的な管理の記録を求められる場合が多くなっており、今後こういった製品のニーズはいっそう高まってくるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)