writer : techinsight

アートと伝統を身にまとう。ボストン美術館の名画とコラボしたThink Bee!のゴブラン織バッグ。

2010年4月、今年のビッグイベントの一つと言うべき素晴らしい展覧会がやってくる。エル・グレコ、ベラスケス、ヴァン・ダイク、レンブラント、コンスタブル、コロー、ミレー、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、マティスと、まるで泰西名画集をフルセットで揃えたような巨匠画家の作品が一度に集結するその展覧会は、「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」である。

2010年4月17日(土)から6月20日(日)まで、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)で開催される。

展覧会そのものも非常に楽しみだが、このボストン美術館展とコラボした、ゴブラン織の豪華で美麗なバッグと財布が、デコラティブデザインのバッグで女性誌でも有名な「Think Bee!」から限定発売される。

Think Bee!は、宝石のようにきらめく夢のあるデザインが特徴のラグジュアリーブランド。イタリア・テキスノヴァ社製のゴブラン織生地などを用いて、商品ではなく「作品」として一つ一つ手作りで大切に作られている。

最大の特長は、年齢を問わずに長く愛用できることである。「今の若い時期しか持てないデザイン」のバッグを持ってみるのも悪くはないが、20代の女性がカジュアルファッションに合わせて持ってもステキで、30代、40代になってもずっと使える上に、若い女性ならお母さんと一緒に持てることから、プレゼントにも最適であろう。

ここで、素材の基本になっているゴブラン織について説明したい。日本語では「つづれ織」とも呼ばれる。
単なる生地素材というようなものではなく、それ自体が高い芸術性と高度な技法を要するアートワークなのである。

その発祥は古く、紀元前にまでさかのぼると言われ、中世以降に宗教画やキャンパス画の発展型として製作されて飾られることも多かった、大変に高価な「作品」なのである。

すでに、クリムトの絵をモチーフにしたゴブラン織生地を使った作品を発表しているThink Bee!は、今回のボストン美術館の主催者から「ぜひコラボしましょう」とオファーがあったとのことだ。

絵画と親和性の高いゴブラン織だが、今回の限定発売作品のリッピシリーズはマティスの絵をモチーフにした素材が使われており、芸術性とファッション性が融合した輝くようなバッグに仕上がっている。

もう一方のオペラハウスシリーズは、ゴブラン織生地のパッチワークにゴールドのブレードやビーズ・スパンコール・スワロフスキーで装飾した、華やかな中にも上品さが漂うエレガントなバッグと長財布である。

ボストン美術館の名画とコラボしたThink Bee!のゴブラン織バッグ

コラボ特典として、「ボストン美術館展ロゴチャーム」が、もれなく付くほか、世界中から厳選した生地を用いた「特製ミニポーチ」がセットになっている。

ボストン美術館展自体も、非常に見応えのあるイベントになりそうだ。

海外の巨匠の作品展は美術館で毎年のように開催されるが、「○○という絵のための習作」とか「○○という絵のためのデッサン」のような完成途上品が多く展示され、見応えのある絵はごくわずかという催しも多い。

その点、今回のボストン美術館展は、厳選された80点の見応えのある作品だけを展示しており、大いに感性を磨かれるイベントである。

フィンセント・ファン・ゴッホ1890年「オーヴェールの家々」Photograph©2010MuseumofFineArts,Boston.

展覧会場には特設売店コーナーが設けられ、各種記念グッズとともに、Think Bee!のゴブラン織コラボバッグも販売される。

Think Bee!のバッグを持つことは、伝統とアートとファッションを同時に身につけることとであり、そして何より自分らしさの表現でもある。

Think Bee!の直営店は麻布十番と大阪にあり、展覧会に先行してすでに販売開始されているので、美の世界に触れて感性と自分らしさを磨いてみてはどうだろうか。

Think Bee!公式ウェブサイト http://www.thinkbee.co.jp/boston/

(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)