日本テレビ系でドラマ化され話題の「怪物くん」。藤子不二雄（A）氏のマンガが原作となっているのだが、実は今、藤子不二雄（A）氏がこの「怪物くん」のライバルとなる最新作「プリンス・デモキン」を連載執筆していることをご存じだろうか。ケータイサイトでの限定公開だという。

藤子不二雄（A）氏は1934年富山・氷見市生まれ。1944年に高岡市に転居した後、藤本弘氏（藤子・F・ 不二雄氏）と出会い、漫画の共作をはじめる。1952年に「天使の玉ちゃん」でデビュー。その後上京し、石ノ森章太郎氏、赤塚不二夫氏らとともにトキワ荘に入居。「オバケのＱ太郎」「笑ゥせぇるすまん」「忍者ハットリくん」など多くの人気作品を世に送り出している。

そんな藤子不二雄（A）氏の新作である「プリンス・デモキン」は、「怪物くん」のライバルキャラクターだ。短気でわがままな性格で、一本気で情に厚い、悪魔ランドの王子さまという設定だ。

現在公開されている新作コミックでは、悪魔ランドの王子さまプリンス・デモキンが家来のバットラーと共に、人々の魂を取りに人間社会にやって来るというストーリーになっている。「何でも願いをかなえてやろう。ただし、願いがかなったら、お前の魂を貰うことになるぞ」と話すプリンス・デモキンだが、本当は心優しい性格で、苦悩する…。

この藤子不二雄（A）氏の新作「プリンス・デモキン」は株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスが運営する携帯サイト「キャラマックス（http://dkko.jp）」での限定配信となっている。サイトではオールカラーでマンガが配信されており、藤子不二雄（A）氏作品としては初となる絵本のようなパステル・水彩タッチとなっている。また、主役のデモキンやお付きのトラネコの姿をした悪魔「バットラー」のデコメも配信されている。

藤子不二雄（A）氏の新作が読めるのは「キャラマックス」だけだ。サイトではこのほかに「Suzy’s Zoo」や「低燃費少女ハイジ」、「はんなり豆腐」など150キャラクター以上のデコメや絵文字などを配信している。サイト利用には有料会員登録が必要で、税込み315円／月または525円／月となっている。
（TechinsightJapan編集部　鈴木亮介）