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つけただけで満足してませんか? 意外と知らない太陽光発電の落とし穴


エコブームの昨今、家計も助けてくれるとして人気なのが太陽光発電だ。初期投資は発電によってすぐにカバーできるとして、急速に普及している。しかし、意外な落とし穴があるという。例えば、設置場所だ。屋上に設置する場合、欄干の影が少しかかっているだけでも、その一列は全て発電ができなくなってしまい、発電量が大幅に下がってしまうのだ。だから、発電量が思ったほど多くないと感じたら、「天候のせいか」と諦めてしまう前に、現在の設置状況が適切か点検してもらうことが大切だ。

とは言え、素人には「どのくらいの発電量が適切なのか」ということは簡単には分からない。そこで重宝したいのが、株式会社イーステージコーポレーションが運営する「フォトボロイドEMIKO」だ。

これは、太陽光発電システムの発電量をネットで管理し、地域別の平均発電量や、メンテナンス時期も知らせてくれるシステムだ。ユーザーはサイト上で、居住する地域と太陽光パネルの方位、傾斜角、太陽電池容量を入力する。そうすると、日本気象協会による月々の平均日射量データを元に計算し、月々の発電量を予測してくれるというものだ。

一般的に、実際の発電量が予測発電量の9割を下回った場合、発電システムが正常に作動していないとされるので、それが業者に点検を依頼する際の基準になるだろう。「フォトボロイドEMIKO」では、各月の実際の発電量を入力すると、入力された数値をグラフ化してくれるので、予測発電量との差を分かりやすく視覚的に確認できる。

このほか、サイト上では太陽光発電に関する知識や、オール電化に関するノウハウなどの役立つ情報も公開している。

「フォトボロイドEMIKO」の登録および利用は無料。これから太陽光発電システムを導入したいと考えている人も必見だ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)