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クラウドに対応した帳票基盤ソリューション「SVF」シリーズ新製品発表 ウイングアーク

情報システムのテクノロジーがいかに進歩しようとも、あらゆるシステムは優れた帳票出力システムを装備して初めて使い勝手の良いものとなる。
これはオフィスオートメーションが始まったはるか昔から変わらない鉄則である。企業の幹部が自ら情報加工分析などは行わないのである。
下命ひとつで満足のいく帳票を出力できる機能はこれからもずっと情報システムに求められていくであろう。
そうした帳票基盤ソリューションをクラウン環境に対応させた帳票基盤ソリューション「SVF」シリーズの新製品がウイングアーク テクノロジーズから発表された。

同シリーズでは、次のような新製品コンポーネントを随時発表していく。

まず「Text Connect for .NET Framework」(5~7月発売予定)は、.NETアプリケーションからの帳票出力の要望に対応し、.NET Frameworkの上位アプリケーションで作成された印刷データを関連製品「SVF for .NET Framework」に受け渡し、プリンター印刷、PDF出力する製品である。

次に「OpenBOST for SVF」(6~8月発売予定)は、HOSTなどのレガシーシステムやERPパッケージ、オープン系システム等で構築された基幹・業務システムから出力される帳票データの仕分・振分・データ変換を行い多彩なアウトプット出力運用を実現する。

「SVF for Excel」(2010年秋発売予定)は Web環境でのExcel利用ニーズに対応。帳票データをExcelのシート上に出力するExcel帳票出力用モジュールである。

さらにWEB帳票運用拡張のため機能強化[SVF for PDF]や、フォーム設計生産性向上 機能強化とGS1対応を図る[SVFX-Designer]、そして帳票印刷機能 改善と強化を図る[SVF for Java Print]などが提供される。

SVFはこれまで、業務に欠かすことの出来ない帳票運用の効率化のため、さまざまな運用条件で帳票を出力できる環境を提供し、上位システム連携や各種アウトプットモジュール提供、プリンター対応など幅広い運用環境に柔軟に対応できる帳票ソリューションを提案してきた。

情報が集約され最終的なアウトプットとして形になる帳票は、社内だけでなく、企業間や顧客に対してなどさまざまなシーンでやり取りされている。情報を伝達する帳票は、変化し続けるシステム環境に対して柔軟な対応と安定的な運用が求められ、システムの構築・運用において非常に重要な役割を担っている。

ウイングアーク テクノロジーズは、業務で活用されている総合帳票基盤の機能強化を行うとともに、これから対応が求められるクラウドへの対応を積極的に進めていくとしている。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)