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読み終わったあとに飾れる雑誌「カタリコ」が創刊

雑誌というものは、読み終われば古紙回収に出してしまうものと相場が決まっていた。
しかし、美しいアートワークをあしらった雑誌の表紙を飾っておくことはできないものだろうか。そんな思いが結実した雑誌カタリコが創刊した。
表紙に障害者の描いたアートワークが掲載されていて、別売りの額に入れて飾っておくことができるのである。

作品は、障害者のアートの展示企画やプロモーションを行うエイブルアート・カンパニーの所蔵作品である。
障害者のアートを広く紹介するために、毎号違うアーティストの作品を掲載する。

表紙および裏表紙は絵画のキャンパスの風合いを出すためにエンボス加工を施してある。
オリジナルフレームはフレーム製造を行うFRASとのコラボレーションで製作された。

カタリコは、内外で成果を挙げている先駆的な社会貢献・福祉の活動や、普通の人々が行う日常的な支援やボランティア等の事例を取り上げて、誰でもアクセスしやすい社会貢献や福祉の情報を提供する。

障害者支援のNPO法人事務局や病院などで購読が期待できるほか、日本全国にいるボランティアさんや一般購読者に広くアピールするものと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)