日本国内での発売が延期になったiPadであるが、電子書籍元年と言われる2010年、国内におけるiPad向けコンテンツの充実に期待が高まっている。
そんな中、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、「Apple iPad向けデジタルマガジン制作ツール」の日本国内での提案・デモンストレーション・販売活動を開始した。
今回発表されたApple iPad向けデジタルマガジン制作ツールは、新聞や雑誌の制作に使用されるAdobe InDesignがベースとなっているため、特殊なスキルや操作を新たに覚える必要なく、従来の紙媒体と同様に、デジタルマガジンのコンテンツ制作が行える。
完成したデジタルマガジンを、即座にiPadコンテンツへと展開・配信する。
同ツールは、コンテンツの管理を行うサーバソフトウェアとInDesignのプラグインで構成されている。 導入方法は、サーバを自社に構築する導入型と、設備とライセンスを月単位でレンタルするクラウド型の、2種類が用意されている。
また、ネットワークパブリッシングや編集工程管理、Web- CMS・Twitter・Facebookへのコンテンツ配信といった機能を兼ね備えた、エンタープライズパブリッシングシステム”WoodWing Enterprise”へとシステムを導入後に拡張することも可能である。
同社では既にApple iPadを含めた製品デモ環境を社内に構築しており、導入検討企業に対する紹介・デモンストレーションを行っている。
米国では予想外の売上げ記録を出したiPadだけに国内での需要喚起に期待が高まるところである。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)