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タクシーよりも安価に提供する「たびの足」深夜ミニバスサービス ヒューマンビークル

接待や宴会が長引いて終電に間に合わなかったとき、現下の厳しい経済状況の下では、会社からのタクシー券支給はよほどのことがない限り望めない。
近場であれば自腹でタクシーに乗ることができるが、近場のタクシー乗車は、ドライバーによりけりとは言え依然として使いにくい。独身者なら漫画喫茶で夜を明かすこともできるが、家族持ちならばできるだけ家に帰りたい。そんなジレンマを解消するのが、深夜ミニバスサービス「たびの足」だ。

「たびの足」は、社員旅行などといった観光から、工場見学などの視察、ゴルフの送迎などさまざまな用途に合わせて、使える貸切バスサービスだ。
貸切バスの中でも最も小さい「ミニバス」を、タクシーよりも安価に提供するサービスとしてスタートした深夜ミニバスサービスでは、23時から朝6時の間に、仕事や接待などで終電に間に合わないというユーザーたちの足となり、オフィスや各所から自宅まで送り届けてくれる。

今般、首都圏において、1万円を切るという圧倒的なコストパフォーマンスを売りに、新たなサービスを販売開始した。たとえば、恵比寿から鎌倉までのタクシー料金は、深夜帯は2割増しで約2万円になるが、深夜ミニバスサービスであれば、約半額の9,500円(有料道路代金・回送通行料金別)となる。

最大8人が乗車できるので、1人の負担はわずか約1,190円である。

対応エリアについては、乗車場所が都内。降車対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県となっている。事前予約が必要なので、あらかじめ「埼玉組」「神奈川組」などとグループ別にしておいて、乗車すればよい。

もちろんタクシーでありがちなドライバーの「トークサービス」もないから、ゆっくり寝ながら帰れる。

会社が費用負担してくれれば一番良いが、自腹になっても一人1000円ちょっとなら安いものである。会社と個人の両方の「経費節減」にもなる嬉しいサービスだ。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)