日本ヒューレット・パッカードは、ミニタワー型従来モデルと比較して約3分の1の容積を実現した、省スペース型ワークステーション「HP Z200 SFF Workstation(以下Z200 SFF)」を発表した。
PC並のコンパクト筐体に信頼性の高いパーツを装備したエントリーワークステーションである。
「Z200 SFF」は、高さ338mm×幅100mm×奥行き381mmのコンパクトな筐体に、ワークステーションとしての信頼性とパフォーマンスを凝縮したエントリーモデルである。
ミニタワー型ワークステーション「Z200」と同様のインテル最新アーキテクチャーを採用しており、「Z200 SFF」ではNVIDIA Quadro FX380LPやATI Fire Proといった、プロフェッショナル用途のグラフィックスカードを選択できる。
医療機関、教育機関、小規模オフィスなど、設置スペースが限定された環境や信頼性や処理速度を重視するような一般ビジネス用途にも幅広く対応可能である。
搭載プロセッサーは、クアッドコアプロセッサーのXeon 3400シリーズ、デュアルコアプロセッサーのCore i5、Core i3 シリーズから、目的や予算に応じて選択できる。また、対応メモリは信頼性の高いDDR3 ECCメモリで、最大16GB搭載可能である。
また、低コストでビデオ会議が行える「HP SkyRoom」など、付加価値の高いソフトウェアを多数搭載している。
これらの基本構成はミニタワー型の「Z200」とほぼ同等である。ミッドレンジグラフィックスの性能やPCI対応カードなどの拡張性を重視する用途には「Z200」、拡張性より省スペース性を重視する用途には「Z200 SFF」と、用途に応じて選択できる。
価格と販売日は次のとおりである。
HP Z800 Workstation 210,000円~(税抜200,000円~) 4月15日~
HP Z600 Workstation 176,400円~(税抜168,000円~) 4月22日~
HP Z400 Workstation 167,475円~(税抜 159,500円~) 4月15日~
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)