映画の撮影では、時に事故も起きるもの。ラッセル・ブランドは、新作映画の撮影中、事故にあってしまった。特に派手なシーンの撮影では、大きな事故につながることがある。ラッセルは撮影中にセットの火が彼に燃え移り、あわや惨事になるところだったという。
それは新作映画「Get Him to the Greek」の撮影でのことだった。
「自分に火がついちゃったんだ。」
このように、ラッセルは事故の状況を振り返る。事故が起きたのは、コンサート場面を撮影していたときのことである。彼は新作映画の中でロッカー役を演じている。この時に使うスパークが、彼に燃え移ってしまった。
「上から火花が降ってくるところなんだよ。それで自分にも火がついてしまったというワケ。」
自分の立っていた場所が悪かったと語る彼は、やや反省気味だ。ただ幸い、燃えたのは少しだけで済んだとの事である。
しかし彼にとって大変なのは、今回の撮影事故だけではないようだ。この新作映画では、ベッドシーンの撮影にも挑むラッセル。彼は、実際の性行為との違いに、大いにストレスを感じている。
「ベッドシーンの撮影はとてもストレスを感じるんだ。実際に性行為をする時と違ってね。」
このように彼は性行為のことを、パートナーとの愛情表現でもあり、ある種の冒険と位置づけている。そのラッセルにとって、演出された行為は、どうしても気後れしてしまうのである。
「3人で交わるシーンがあるのだけど、それが自分にはとても難しかったね。」と語るラッセル。
この場面では演技で興奮することなく、相手のあえぎ声だけ聞くというのは何とも大変だったとのこと。女性に手を出すのが早いことで有名なラッセル。それだけに、実際に「燃える」ことの出来ないベッドシーンの撮影では、彼の精神的負担は大きいようだ。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)