こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
婚活ブームにはさまざまな弊害がありますが、その中の最たるものは男性選びの基準をほとんど年収に集約してしまったことではないでしょうか。
でも、少し考えると分かるのですが、男性の年収は男性のものであって、女性のものではないのです。これには深い意味がありますので、今回はその話を紹介しましょう。
正確には、「女性が結婚して専業主婦になったら家の経営を任される」のであって、男性の年収が全部自分のものになるわけではありません。ここで男性が女性に求めているのは「家計運営術」であって、消費術ではないわけです。
婚活婚活とお祭り騒ぎをしているうちに、「500万円」「1000万円」「「妥協して450万円」とか競り市の様相になってきていて、これでは婚活パーティに男性が集まりにくいのももっともだと思われます。
特に女性は35歳を過ぎると、希望年収の高さを免罪符にしてしまう傾向があり、「条件を下げればいつだって結婚できるんだから!」というポーズを取ってしまうことになりがちです。
もちろん、女性にも理由があって、出産育児費用の高さを考えると、夫には相応の稼ぎが無かったら子供が作れないというのもうなずけます。
そこで、ちょっと発想を変えて。家計コンサルタントの人に現実的な家計運営術を学んでみるのも、広い意味での婚活になると思います。
同じ年収500万円でも、ムダを省いて、メリハリのある家計運営を行う知恵を養い、ライフプランを立ててみることで、価値を高めて生かして使うことができます。
この辺のことは、むしろ結婚生活の先輩であるベテラン主婦がまず見本を見せるべきでしょう。
マスコミは消費喚起のためにセレブライフを紹介して見せたり、ブランドモノを宣伝したりしますので、それに惑わされがちですが、結婚して主婦になってみると、主婦仲間の中で浮き上がらないでうまくやっていく知恵が必要になってきます。
そこでは、夫の年収自慢や消費自慢は、何もプラスにならないばかりか、主婦仲間でハブにされる原因にもなることがあります。
欲望を我慢するばかりがやりくりではありません。夫の収入の価値を高めて生かして使うことが、幸せな生活への第一歩だと言えるでしょう。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)