こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
男女が恋人同士をやっていると、どうしてもケンカになることがあります。どちらかが折れて謝ればとりあえず収まりますが、心のシコリは残ったままになって、積もり積もると別れの原因になります。
ところが、この男女のケンカは多くの場合、すれ違いのまま進行し、完全に和解することは不可能だというのが私の見解です。だから「和解はできない」ということを認めた上で、お互いの気持ちを知り合うことが必要です。今日はその話を紹介します。
たとえば、A子さんが何かの理由で深く傷ついたということに対して、B男さんに対して怒っているとします。女性ならすぐに分かると思いますが、「傷ついた」ということについて怒っているのであって、その傷ついた原因が何か、事実関係はどうか、何が正しいかということについては、関係ないとまでは言いませんが、あまり重要ではないのです。
でも、B男さんはA子さんが傷ついた原因が何か、事実関係はどうか、何が正しいかということが最重要なことで、傷ついたという感情は結果に過ぎないと思っています。だから物事の道理をきちんと説明して、納得してもらえれば解決すると思っています。
でも、A子さんは、傷ついたということに対して落とし前をつけてくれない限り納得しません。事実とか論理とか類似例とかを示されてもそれで解決するわけではないので、このケンカは放っておくと大きな心のシコリになります。
こういう場合、B男さんがとるべき態度としては、「とにかく君が傷ついたのならば謝る。ゴメン。僕が悪かった」と陳謝すればそれで良いのです、お詫びで食事でもごちそうすれば回復します。
でも、女性があまりにも毎回、論理的に首尾一貫していないことばかりを主張されると、男性は女性の予想を遙かに超えて怒ります。これは女性にとっての「傷ついた」というのと同じかそれ以上の怒りである場合があります。
なので、男性も女性も「相手の気持ちが分からない」と言って、私が相談を受けることになるのですが、相談に来られるのはたいてい女性なので、特段論理にこだわらないのであれば、「私の論理が間違っていた。ゴメンね」ととりあえず謝ってしまえばよいのです。
そうすれば怒っている男性も気が静まって「いや、僕のほうこそ感情的になってゴメン」と言って、仲直りすることが多いです。
昔から言われることですが、「男性は論理優先」「女性は感情優先」ということをお互いに分かっていれば、無用な波風を立てることもなくなります。
どうぞ皆様、ステキな週末をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)