1957年に西部劇『トラックダウン』でTV俳優としてデビュー。1960年代には、ビル・コスビーとともに人気シリーズ『アイ・スパイ』をヒットさせ、『アメリカン・ヒーロー』で不動の人気を築いた俳優で映画監督のロバート・カルプ氏が、24日に79歳で急逝した。

ハリウッドで現地時間の24日朝、自宅付近を散歩中に突然倒れたカルプ氏。病院に搬送され救命措置が施されたが、午前11時に死亡が確認された。心臓発作を起こしたといわれているが、ロス市警のその後の発表で、彼は転んだ際に頭を強打し、意識を失っていたことも分かった。

『アメリカン・ヒーロー』ではFBIのエージェントとして活躍した、その理知的で、しかし少しばかりシニカルな風貌。彼はそれを武器に、『刑事コロンボ』シリーズや『ルーツ2』など人気TVドラマに次々と登場した他、大ヒットした映画『ペリカン文書』では、米国大統領の役に抜擢されている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）