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うっかり上書きや削除したファイルを復活できる「マカセル ファイル用心」を発売 ソースネクスト

原稿の校正を続けるうちに、どのバージョンがいつ作成したものかわからなくなることがある。バージョン6をもとにバージョン7を作ってみたけど、やっぱりバージョン6が決定稿になったにも関わらず、バージョン6を上書きしてバージョン7を作成してしまった。これは事実上の作り直しになってしまい、一種の非常事態である。こんなときのためにぜひインストールしておきたいのが、うっかり削除や上書きしたファイルを復活できる「ソースネクスト マカセル ファイル用心」である。

「ソースネクスト マカセル ファイル用心」は、インストールしておくだけで、誤って削除、上書き保存したファイルを復活するソフトである。

ファイルを「ゴミ箱から削除」すると、ファイルのコピーを丸ごと自動で保存するので削除後も簡単に復活させることができる。

また、ファイルを「上書き保存」した場合は、前回の保存時からの変更の差分を圧縮して毎回保存していくので、上書き保存してしまう前のファイルに戻すだけでなく、戻したい時点を指定して元通りに復活することができる。

インストールするだけで設定は不要なのも、非常に便利である。

もちろん、ファイルのバージョン管理はユーザー自らが注意して行うべきだが、修羅場になりがちなオフィスで、深夜残業で頭がモーローとしている中、細心の注意を払えと要求するのは酷というものである。それよりも、まさかのときの安心のためにこうしたユーティリティソフトを導入しておくほうが、トラブル発生の際の時間と金銭のロスを防ぐことができるので有意義であると言えるだろう。

価格は3,990円。発売日は2010年4月2日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)