妻と長続きする秘訣はユーモア。このように語るのはコメディ俳優のベン・スティラーだ。女優のクリスティン・テイラーと結婚生活9年目に入る彼は、ユーモアセンスの共有こそが夫婦関係をうまく運ぶコツなのだという。
「ボクにとって、笑いというのは夫婦関係の中でもすごく大きな部分だね。ボクの奥さんもすごいユーモアのセンスがあるんだよ。それに彼女を笑わせるのがボクの楽しみでもあるんだ。」
このようにベンはユーモアの大切さを説く。ユーモアのある奥さんに恵まれたことが彼のプライベートでの生活を充実したものにさせてくれているようだ。またそのことが自身の成長にもつながったとも。
「たまにボクが何か悩んでいるときは、奥さんは深刻に考えすぎてると場を和らげてくれるんだ。すると自分が何に悩んでたかもはっきりしてくるよ。以前のボクは働き過ぎだったからね。けど今は家にいるととても幸せな気分だよ。おかげで自分も以前より成長できた気がするよ。」
しかし、時にそのユーモアをもってしても、打ちのめされることがあるのが人生だ。ベンにとっては友人でもあり仕事のパートナーだったドレイクを亡くしたのはとてもつらいことだったと語る。
「コメディーにはここ何年も取り組んできたけれど、いちばんつらかったのは、ドレイクが亡くなったことだね。彼はいい友人でもあり、台本を書いたりしてたんだけど、彼なしで活動していくのはとてもつらいね。」
その彼が取り組んでいるのはコメディー作品の続編だ。ベンは、ファッションモデルの世界を手間にしたコメディ「ズーランダー」の続編にも取り組んでいる。彼は続編がオリジナルと同じくらいおもしろい作品になることを期待しているという。
そして現在は仕事の面でも頼もしいパートナーに恵まれたと今後の抱負を語っている。
「今はジャスティン・ソローと組んでるんだ。彼はディレクターとしても脚本家としても働いてくれているんだ。とても興奮しているよ。ドレイクと組んでいたときのように彼ともうまくやっていきたいね。これからのボクにとっての挑戦さ。」
ユーモアのある奥さんに、有能な仕事の相棒。仕事でもプライベートでもよいパートナーに恵まれたことが、彼のコメディー俳優としての魅力を作り出しているのは間違いないだろう。出会いというものは、実に大切にしたいものである。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)