「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」、「花より男子」のイケメンドラマが大ヒットしたのは記憶に新しいが、韓国でもイケメンドラマがあった。その名もズバリ『美男<イケメン>ですね』。現在、日本では有料TVで放送中だが、来月4月21日にはDVDレンタルが始まり、4月23日にはDVD-BOX1が発売予定となっている。今度は韓国イケメンドラマが日本でもブームになるかもしれない。韓国ドラマファンの人もそうでない人も今からチェックしておこう。
ストーリーを簡単に説明しよう。双子の兄の代わりに、韓国のイケメン人気バンドに入ることになった女の子”ミニョ”。ミニョは、修道院の孤児院で育ち、そこでシスターになるための修行中。純情で男性に対する免疫があまりなく、修道院の庭にあるダビデ像を掃除するときは、恥かしさのあまりダビデ像の”大切な部分”を布で隠すほど。しかし、バンドではメンバーにも女性であることを隠し、「男」として振舞わなければならない。こんなウブなミニョが男性たちに囲まれ行動するわけだ。その上、ミニョはおっちょこちょいなのでハプニングが起こるのは必至だ。
韓国ドラマファンならば、シスター修行中というと「オールイン 運命の愛」でのソン・へギョを思い出すだろう。また、双子の”母親探し”も絡んでくるのだが、「出生の秘密」も韓国ドラマにはお決まりの要素。だが『美男<イケメン>ですね』が大きく違うのは、明るいラブコメディだということ。男優も女優も涙を流してばかりの韓国ドラマが苦手な人にも充分に楽しめる。バンドのイケメン役のひとり、イ・ホンギも「このドラマは疲れているときに観ると最適。ビタミンのようなドラマ。肩の力を抜いて楽しんでください」と語っている。その通り、ドジなミニョは、ウォッシュレットの水を全身浴びてしまったり、何百枚というCD・DVDが並んだ棚を思い切り倒してしまったりと、失敗ぶりがかなり派手で、思わず爆笑してしまうのだ。
さて、肝心のイケメンたちのキャラクターはというと、潔癖症でカリスマ性のある「ファン・テギョン」、明るく元気なムードメーカー「ジェルミ」、落ち着いていて品の良い顔立ちの「カン・シヌ」。このうちジェルミ役のイ・ホンギとカン・シヌ役のジョン・ヨンファは、それぞれミュージシャンとして別のバンドで活躍している。そのバンドの中でもセンターポジションの人気の2人が、ドラマの中でひとつのバンドを結成しているわけだ。K-POPファンには興味深いに違いない。そして韓国の男優らしく、皆、背が高くて細マッチョだ。またミニョ役のパク・シネは、「天国の階段」でチェ・ジウの子供時代を演じたあの少女だ。成長した彼女は少女時代と変わらず、目がくりくりとした純粋でキュートな顔立ちでミニョを好演している。
ストーリーが進むにつれて、ミニョをめぐってイケメンたちとの恋愛模様が描かれる。イケメン、笑い、恋愛、K-POP・・・。なんとも欲張りなドラマである。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)