昨年10月2日に俳優ショーン・ペンが起こしていたカメラマンへの暴行事件について、19日にロサンジェルス市検察当局による訴追がなされた。公判が来月にも始まるが、度々暴力事件を起こしてきたペンだけに、有罪判決が下される可能性は捨てきれない状況にある。
2008年の話題作『MILK』で、昨年のアカデミー賞主演男優賞に再び輝いていた俳優のショーン・ペン。だがマドンナに続き、ゴタゴタが続いた2度目の妻ロビン・ライトとも、昨年夏にはついに離婚している。
その離婚の直後である昨年10月2日、サンタモニカのすぐ北東に位置する街ブレントウッドの路上で事件は起きた。その時の様子は他のカメラマンにより録画されており、映像を『TMZ』にて確認したが、ペンは「Get out!」と怒鳴りながらいきなりカメラマンに襲いかかっている。
パンチだキックだとその行為はかなり執拗なもので、怒りを抑えられない性格がよく伝わってくる証拠映像である。ロサンジェルス市弁護士会のフランク・メイテルジャン氏は、公判は3月22日から始まる予定で、もしも有罪判決が下されればペンは1年半の刑務所生活を強いられると説明している。
ペンの気性の荒さは今に始まったことではない。25年前、当時の妻マドンナの写真を撮ろうとしていた2人のイギリス人パパラッチにやはり暴力をふるって逮捕され、22年前には『Colors(原題)』に出演したエキストラの男性に、やはりパンチを浴びせてしまっている。
ちなみに彼は、ニュースでも度々話題となっている過激な抗議行動を得意とするあの反捕鯨団体、「シー・シェパード」の支援者の一人としても有名だ。もっともハイチ大地震の後はチャリティ活動に協力、本人も現地にも飛んで救済支援活動に尽力し、大きなイメージ・アップを図っていたところだが…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)