イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】タイガー・ウッズついに人前にて正式謝罪。

一連の愛人騒動、そしてリハビリ入所を経て19日、タイガー・ウッズがフロリダ州ポンテ・ヴェドラ・ビーチのゴルフ場「TPC Sawgrass」にて10分超の公式記者会見を開き、“I am so sorry” を口にし、正式な謝罪とゴルフ界復帰への希望を示した。

10分を超す謝罪のスピーチに、タイガーは自分でも慎重に選んだという言葉で埋め尽くしたメモを持参した。ゆっくりと話してはメモの文章を読み、カメラをしっかりと見ながらまたゆっくりと話す。途中で目が赤くなり、声が上ずったかのように聞こえることもあるが、概して男らしく、堂々とした態度で言葉は力強かった。

彼は自らの行いについて、「無責任で自己中心的でした」と語り、エリン夫人、サムちゃん、チャーリー君、そして自分の両親らに対しては心の底からの謝りたいとし、ゴルフ関係者や選手らに対しては、「どれほど私のことで皆様を失望させてしまったか…、本当に申し訳ないと反省しています」と陳謝した。

タイガーはまた、昨年11月26日夜から27日にかけ、夫婦喧嘩が高じてエリン夫人に顔面を引っ叩かれたとされる、いわゆる“DV”報道があったことについて、「私たちの結婚生活において、かつて暴力的な出来事は一度も発生しておりません」と語り、夫人の正義と潔白を主張した。

「エリンではなく、私自身の行いが間違っていたのです。私は、常識的なルールなど構うものかという考え方でした。自分が望むことは何でも叶い、面倒になれば逃げ出せる、自分は特別な存在だから何にも縛られない、そういった傲慢さがありました。」

彼はまた、自分が生まれた時から信じてきた仏教の世界に対しても、誤った自分の行いで導きから逸脱し、冒涜してしまったという懺悔の念でいっぱいであると語り、信者として必ず正しい道に戻り、忠誠を誓いたいとした。

やはり何と言っても注目が集まったのは、セックス依存症を克服するための治療プラグラムについて。タイガーは「精神力、品位、プロの選手としての優れたバランス感、こうしたものを備えていることの大切さをセラピーで教わりました。明日に向かって歩み出すためにも、私は必要であれば今後もどんどんセラピーや治療を受けたいと思っています」と語り、抽象的で無難な内容にまとめている。

最後にタイガーは、「私はやはりゴルフの世界に戻りたいと思っています。ただ、それがいつになるかは全く分かっていません。皆さまの心の中に、どうか私と言う人間を受け入れてくれるスペースを下さい。その時が私の復帰の時だと思っています」とし、人々の理解と協力が必要であると重ねてお願いした。

会見が終わるとタイガーは、会場の最前列右手より2番目の席から自分を見守ってくれていた母、クルティダさんに駆け寄った。笑顔で息子を抱き締め、何やら励ますお母さん。やはり今のような状況下でタイガーを支え、味方してくれるのは母親だけなのかも知れない。

ちなみに、この記者会見について米国のニュース・サイトがWEB投票を募ったところ、「誠意が感じられる」が55%、「ウソくさい」が45%という結果に。確かに、“ゴルフの戦いぶりで生まれ変わった私を見て下さい”といった宣言が通用するのは、アルコールやドラッグの依存症の場合であろう。これだから、性依存症は「治ったかどうか判断が難しい大変厄介なビョーキ」と言われてしまうのである。

画像はフロリダ州の総合情報サイトtampabay.comより。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)