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【パソコン快適活用術】MacとWindowsのバックアップを1台のハードディスクで行う方法

MacでもWindowsでもシステムのフルバックアップは必要だ。しかし読み書きできるファイルフォーマットが異なる。FAT32であればどちらでも読み書きできるが4GB以上のファイルに対応していない。そこでNTFSフォーマットのディスクにバックアップすることになる。これにはまず、MacでNTFSに書き込みできるようにすることが必要だ。これを可能にするのがParagon NTFS for Macである。

Paragon NTFS for Macは、インストールするだけでWindows標準のNTFSファイルシステムに読み書きできるようにするユーティリティである。

まず便利なのは、4GB以上のファイルをMac-Windows間で移動するために、USBメモリをNTFSでフォーマットしてしまうと便利である。近年の動画データは、余裕で4GBを超えてしまうものが多いので、大容量ファイルでも簡単に持ち運びできる。

MacとWindowsの起動ディスクそれぞれ250GBをまるごとバックアップするためには、外付けハードディスクをNTFSでフォーマットしておいて、まずはWindowsマシンに接続して、Acronis True Imageなどでフルバックアップを行う。

続いて、同じディスクをMacに接続して、CloneX3を用いてバックアップを行う。かくして1台の外付けハードディスクにWindowsのMacのシステムディスクのバックアップが作成できる。

万が一システムがクラッシュしたときには、NTFSボリュームからリストアしてやれば、被害は最小限で済む。

昔も今も「転ばぬ先のバックアップ」が大事である。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)