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OpenOffice.orgの導入を支援する「拡張ヘルプデスク」サービスを提供 アシスト

ITコスト削減の有力な候補であるMicrosoft Officeの代替ソフト、OpenOffice.orgの導入は、無料である代わりにサポートがない、ヘルプデスクがないといった不安要素が大きいため、二の足を踏んでいる企業は多い。
そこで、アシストではOpenOffice.org導入を目指す企業・団体を対象に、OpenOffice.org導入フェーズに応じた各種支援サービスをパッケージ化した「拡張ヘルプデスク」サービスの提供を開始する。

OpenOffice.org拡張ヘルプデスクは、OpenOffice.org導入から展開における各フェーズ(導入検討期、評価検証期、導入展開期)に必要となる支援サービスを最適な形で組み合わせたサービスである。

当該期の問い合わせ専用窓口と、操作問い合わせヘルプデスクをコアサービスに、当該期に必要となる研修やコンテンツ、支援サービスをパッケージ化して提供する。また専用窓口にオンサイト支援を合わせた、拡張ヘルプデスクStandard版と、専用窓口のみでオンサイト支援を行わない拡張ヘルプデスクLight版が用意されている。

拡張ヘルプデスクには評価検証期の「評価検証拡張ヘルプデスク」、導入展開期の「導入展開拡張ヘルプデスク」のほか、導入検討期、評価検証期に必要な支援や拡張ヘルプデスクを組み合わせた「検討・評価パック」、評価検証期から導入展開期の拡張ヘルプデスクを組み合わせた「評価・導入パック」が用意されている。

導入の障壁自体は、これまでのMicrosoft Office資産の継承や操作の微妙な違いといった些細なことなのだが、それらが積み重なると、一時的に生産性が低下し、オフィス現場に混乱をもたらすおそれがある。

そこで、導入から検証そしてヘルプデスクまで一貫したサービスを提供する同社のコンサルティングを利用してみるのもひとつの選択肢である。

導入価格は、 期間6カ月のStandard版が1,700,000円から、Ligtht版が780,000円からとなっている。
そんなにかかるのなら要らないと思うかもしれないが、これによってMicrosoft Officeのライセンス20000円/台と概算で見積もったとして、500ライセンスで1千万円の経費が削減できることになる。決して高いコンサルティング料ではない

導入と平行して、かつてエンドユーザーコンピューティングによりExcelで作り上げた業務システムなどは、全て棚卸しして仕様を整理した上で、適切なパッケージソフトへの切り替えを行ったり、基幹データベースからのデータ切り出しの仕組みを構築したりなど、トータルな自社システムの改善も併せて相談すると良いだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)