ロシアが生んだ女子プロ・テニス界の美人選手のひとり、米国在住のアンナ・クルニコワ選手(28)の母親が、現地時間の19日にフロリダ州の自宅で逮捕された。容疑は“Child Neglect”、同選手にとっては異父弟にあたる5歳の男の子の育児を怠っていたものである。
フロリダ州パーム・ビーチ警察の発表によれば、逮捕されたのは同選手の母親で46歳のアラ・クルニコワ。アンナの父親とは異なる男性との間に生まれた5歳の息子について、その監督が不行き届きのために大怪我をさせてしまった。
その坊やが19日の日中、体を痛そうにゆがめ、泣きながら歩いて通りに出てきた所を近所の人が発見、事情を尋ねたところ2階の屋根から落ちたと語ったため、警察に通報した次第である。
警察の調べに対し母親のアラは、「銀行に行く用事があるから一緒に来るようにと息子に言ったがイヤだとごねたため、仕方なく鍵をかけられる部屋に閉じ込め、自分一人で出かけた」と説明したという。
しかし彼女が自宅を留守にした時間は、なんと50分という長さ。育児放棄以外の何物でもないと判断して逮捕に踏み切ったと、同署のキース・メデイローズ刑事はメディアに説明している。
2階の屋根の軒先に最初は手でぶらさがっていたが、4.5メートル下のエア・コン機材が置いてある石で出来た部分に、力尽きて落下した坊や。現在その腰と足には大きなあざが出来ているそうだ。この事件に端を発し、普段からアラによる育児放棄や虐待などがなかったか、警察ばかりか児童保護局も調査を開始するものとみられている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)