カリブ海のハイチで現地時間の12日午後4時53分に起きた、マグニチュード7.0の大きな地震。首都ポルトープランスの大統領宮殿ほか官庁街の多くの建物で倒壊の被害が出ており、その他の地域でも数千人が倒壊したビルの下敷きになり救出を待っている。ブラッド・ピット（46）とアンジェリーナ・ジョリー（34）が、ミュージシャンによる募金活動に支援を申し出た。

ヒップホップ界のスター、ワイクリフ・ジョンはニューヨーク在住だが、ハイチからの移民である。以前から祖国の人々の暮らしを支援するための募金活動『Yele Haiti』を展開していたが、大地震の情報に、ブランジェリーナがジョンへの支援を申し出たというものである。

「ハイチの大地震で怪我をしたり、家や家族を失ったり、避難場所を求めて彷徨っている人が、大勢いる様子で胸が痛みます。ワイクリフ・ジョンは私たちの大切な友人、彼への協力は惜しまないつもりです」とブランジェリーナはメディアの取材に答えている。

2005年8月、ハリケーン・カトリーナによる甚大な被害に泣いた米国のニュー・オーリンズ。ブラピが主導となって打ち立てた復興支援基金『Make It Right』は、現在もなお街の復興に大きく寄与している。ハンマーとドライバーを手に、自らも現場で汗を流してきたブラピ、そして国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）の親善大使でもあるアンジー。彼らのハイチ入りも検討されていることであろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）