『ハイ・スクール・ミュージカル』が生んだ、長い黒髪に大きな黒い瞳がキュートな大スター、ヴァネッサ・ハジェンズ。最近オファーを承諾したと言われる作品では、歌手を夢見る女の子の役を演じることになるようだ。だがその母親役が決まりそうにない。可能性が高かったマライア・キャリー(40)が、拒否感を示している。
その映画は、全米の若者に人気のオーディション番組『アメリカン・アイドル』をモチーフとし、歌手を夢見る女の子のサクセス・ストーリーを、少しコメディ・タッチに描いたものだという。
主役はヴァネッサでまさに適役であろう、すでにオファーを承諾したとも言われている。その娘は歌の上手な母親とデュオでオーディションに挑戦するというストーリー展開で、そのため母親役としてはマライアに白羽の矢が立ったようだ。
5日の『パーム・スプリング国際映画フェスティバル』で、最新作『Precious(原題)』での演技を評価されての “Breakthrough Actress Performance” の授賞式を直後に控えたマライアは、「Us Weekly」誌他のリポーターから、次々とヴァネッサとの共演の可能性について尋ねられていたことが今分かって来ている。
しかし答えは「そんなオファーは知らないわ」、「私はこれからツアーもあるし忙しいの。出演はムリね」といったものばかり。だがどうやらそのオファーはすでにマライアに届いており、彼女はヴァネッサが21歳だと知ると、“その子のママと呼ばれるほどの年齢ではない”として、気が乗らない顔だったというのだ。
いずれにせよ、リポーターらの取材を受けた後で、マライアは “Breakthrough Actress Performance” の授賞式に臨んでいる。だが喜びのはずの受賞スピーチは、不適切な言葉をノロノロ喋り、妙な沈黙で人々を唖然とさせたことは皆さまご存じの通り。
この不真面目なスピーチをマライアはお酒のせいにしているが、要するに芸能リポーターらが、マライアの “ぷっつん導火線” に火をつけたということではないだろうか。誰か一人くらい、“ヴァネッサのママと呼ばれるほどの年齢じゃないですよね!?” とか何とか、言ってあげればよかったのに…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)