プロ転向後あっという間にマスターズで優勝、21歳まさに破竹の勢いであったタイガー・ウッズと対談したというスポーツ作家、バズ・ビッシンジャー氏。彼がこの度『Vanity Fair』誌に、興味深い手記を寄せている。一連の愛人騒動で雲隠れしているタイガーだが、その当時、すでにタイガーには性依存症の傾向があったというのだ。
優れたジャーナリストや作家に与えられる「ピューリッツァー賞」に輝いているビッシンジャー氏。アメフト、野球、バスケットボールなど、様々な分野のアスリートを扱ったスポーツ著書を数々出版している。
そんな彼が1997年、男性誌『GQ』誌の特別企画で、当時21歳であったタイガーとの対談に臨んだそうだ。何しろタイガーは、1996年に20歳でプロに転向していきなりマスターズを含む大会で次々と優勝、21歳ではPGAツアーの史上最年少賞金王に輝くという、大変魅力あふれるアスリートなのだ。
しかしそうした活躍や名声とは裏腹に、対談になるとタイガーは次から次へと汚い言葉で皮肉を口にし、女性・セックス観、スポーツのことを話し出すと、それが如実に表れてしまっていたそうだ。
恋愛感情抜きでポルノ女優といったプロの女性とも交遊していることから、タイガーの性依存症傾向を指摘する専門家は多いが、これについては彼も同じ意見。その対談のテープを聴き返すと、気になる発言が見つかるという。
「ゴージャスな女性たちは、なぜ皆野球やバスケットボール選手に群がるんだろう。まぁ、ブラックの男はアソコがでかいって言われているから、そんな理由だろうね。」
また対談中は撮影も進められ、4人の女性スタッフが世話を焼いていたが、タイガーは靴のつま先を合わせ、それを手でなでながら「コレ何しているんだ?」と彼女らにクイズを出したそうだ。不思議そうな顔をする女性に、「黒人男性がコンドームを外すところさ」ととんでもないジョークを炸裂、レズビアンやゲイの好むベッド・テクニックまで口にして皆をびっくりさせたという。
10年以上も封印されて来た、そうしたタイガーのダーティな一面。そのインタビューの後、世界のトップ・アスリートのマネージングで有名な「I.M.G.」による精鋭のエージェントがタイガーに付いたため、彼らがタイガーの言動を全て浄化してきたからだと同氏は見ている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)