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企業ネットワークに必須のアプリケーションをパッケージングした仮想アプライアンス「InterSecVM」を販売 NEC

NECから企業ネットワークに必須の機能である「メール」「プロキシ/Webフィルタ」「ロードバランサ」を仮想環境にOSごとパッケージングしたアプライアンス製品「InterSecVM」が販売される。サーバー統合によって余剰のでた機器に展開するといった柔軟な展開が可能になる。

新製品は、同社アプライアンスサーバ「Express5800/InterSec」のうち、ネットワークに欠かせない3機種(メール、プロキシ/Webフィルタリング、ロードバランサ)を仮想環境向けに最適化したものである。

VMware社のハイパーバイザー型仮想環境上で動作し、顧客企業の業種を問わず、仮想環境においてネットワークの容易な構築と効率的な運用を実現する。

ユーザーは、VMwareに当製品を読み込ませるだけで簡単に導入できるとともに、仮想環境上で動作するソフトウェア・パッケージであるため、物理的な制約を受けにくく、サーバ統合などに最適である。

販売は「メール」「プロキシ/Webフィルタ」「ロードバランサ」のそれぞれ3つのVMWareイメージとして提供される。

メールサーバーは、スパム対策ソリューションも同時に組み込まれているが、別途契約でより強固なSaaS型スパム対策ソリューションも導入可能である。

本製品の導入に当たっては、単独で行うのではなく、企業全体のサーバー統合計画を明確にし、物理サーバーの配置を再設計した後、仮想化の選択肢として導入を検討するという流れになって行くであろう。

出荷時期は、各製品ともに2010年2月5日から予定されている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)