新しい年を迎え、Windows7の各種設定もこなれてきたところで、ダメだった点、効果があった点などを振り返りつつ、新しいシステム設定で快適にパソコンを使いたいユーザーにぴったりのWindows快適チューニングツールがある。comfortablePCである。
comfortablePCは、非常に高機能なシステム高速化設定ツールであるが、各設定ごとにメリットとデメリットが詳しく解説されており、楽しくPC/Windows7のことを学びつつ、システム高速化が行える便利ツールだ。
70種類以上の設定項目がチェックボックスのON/OFFのみで設定でき、上級者向けの拡張モードではより詳細なパラメータ設定も行える。
また自動設定ツール「Auto Analysis」と「MTU/RWIN 最適値自動測定ツール」を利用することで、全自動でWindowsとインターネット接続速度の高速化が行える。
記者がテストで設定変更を行ったのは、カーネルのメモリ常駐とCPUのスレッド数変更や優先度設定であるが、慎重に設定を行うと、非力なマシンでも見違えるくらい体感速度が向上する。
難点をいえば、システムの中核に触る部分と、単にジャマなポップアップを非表示にしたりなどする部分が設定画面の中に混在していて、優先順位が付けられていないことである。
好みの問題もあるだろうが、可能ならば、「CPUに関する設定」「メモリに関する設定」「IEに関する設定」など、自分が今何を設定しているかについて確認しながら実行できるようにチェックボックスを配置して欲しいと思う。
とはいえ、メリットとデメリットを明確に表示することで、オウンリスクをどこまで負えばよいか、その設定を行ったことで、どのアプリケーションが影響を受けるかについて知ることができる。
なお、Windows快適化のもうひとつの定番として、不要なサービスの停止というワザがあるが、これはメモリが潤沢にあるマシンならば、さして気にする必要はない。
しかし、1GB程度のカツカツのメモリしかない場合は、デーモンバスターなどでチューニングしておきたい。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)