ベテランの域に入ってきた女性ソウル・シンガー、メアリー・J・ブライジは、先週ニューヨークで行われた自身の新CDアルバムの発表パーティの場で、音楽プロデューサーの夫と大ゲンカとなってしまったようだ。
新しいアルバム『Stronger』が先週リリースされたばかりの “クイーン・オブ・R&B”ことメアリー・J・ブライジ(38)。数々のヒット曲を放ち、有名アーティストとのコラボも多いそのキャリアを支えてきたプロデューサーの夫、ケンデュー・アイザックス氏とは結婚して6年である。
22日、そのアルバム・リリースを祝うパーティがNYチェルシーのクラブ『M2』で行われたが、そこでブライジとアイザックス氏が激しい痴話喧嘩をしてしまったというニュースが入った。
ブライジの代理人はこの件について『NYデイリー・ニュース』に、「大した事ではありません。アイザックス氏がメアリーの兄と口論になり、それが激化したためにメアリーが止めに間に入っただけです。誰も血一つ流していませんから」とコメントした。
しかし必ず出てくるのが、“高いチップと引き換えについ喋ってしまう従業員”というヤツだ。日本だと良心かコンプライアンスか、従業員は概してゴシップをバラしたりしないものだが、米国はスンナリ買収されてしまうからゴシップ天国に。この従業員という存在はなかなかの曲者である。
その従業員によると、そもそもの口論の原因は、アイザックス氏が美人ウェイトレスに言い寄っているところを目撃されてしまったというもので、ブライジが男2人の喧嘩に割って入ったことに異論はなく、ただし彼女は夫に「アタシに何する気?あんたクリス・ブラウン?」と怒鳴っていたため、何か粗暴な行為があったのではないかというのだ。
なんとなんと。今「DV」は「クリス・ブラウン」の一言に置き換えられ、通用してしまうのだ。不謹慎な方向に逸れてしまうが、凶器をさらせば「あんたチャーリー・シーン?」であろうし、妻を欺けば「あんたタイガー・ウッズ?」と呼ばれるのであろう。今年も色々な事がありすぎた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)