歌手兼女優のジェニファー・ロペスは、ラテン系の魅力を武器に結婚、出産を経て、もはや40歳になった現在も人気は全く衰えていない。ただし今後、歌手として活動する自信が揺らいでいる様子も…。米エンタメ・ニュースの『Access Hollywood』の取材で、気になる発言をみせた。
今年9月、夫でラテン歌手のマーク・アンソニーの、満40歳を祝う誕生パーティが盛大に開かれた。その席でロペスは、夫に捧げるためにとバーブラ・ストライザンドの “My Man”を歌うことになったそうだ。
しかし人前で歌うことからしばらく遠ざかっていたせいか、声が以前のように出ていない自分に気付き、一応は歌い終えたものの戸惑ってしまい、「もう歌手は止めるわ」と宣言したそうだ。
「もちろん彼は感動してくれたわ。涙目になっていたもの。でも私たちはプロの歌手よ。すぐに二人して、“何なのあの歌声は?” ってことになったの。あの程度しか歌えないなんてショックだったわ。」
現在双子のマックス君、エメちゃんは1歳10カ月とまだ小さいが、来年にはコンサート・ツアーを控えているというロペス。しかし出産以来、彼女の心の中で、ものごとの優先順位は常に子育てがトップだとし、「ツアーには子供たちも必ず連れて行くわ。彼らの存在が私に頑張る力を与えてくれているんだもの」と言う。
「慌ただしい毎日だけれど、子供たちのことを忘れることは決してないわ。仕事がある日はさっさとそれを終わらせ、家に直行するの。スタジオの仕事なら、時々子供たちも連れて行っているわ」と、アグネス・チャンVS林真理子の論争を思い出させるようなことを語る。
私も彼女のCDは2枚持っているが、曲はどれも覚えやすく歌詞が素晴らしい。だがディーバ揃いの米国において、彼女の歌唱力や声量はそう評価されてはいないはずだ。来年コンサート・ツアーを予定し、新しいアルバムの準備も着々と進められ、しかし歌唱力が落ちたと感じ、歌手卒業宣言をしていたと漏らすとは…。
ラテン界の売れっ子歌手である夫、マーク・アンソニーの稼ぎはスゴイ。彼一人の収入で、家族のセレブ生活は十分に保証される。今のロペス、歌手という仕事に以前ほど身が入っていないのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)