お固いその雰囲気の通り、英国の首相ゴードン・ブラウン氏はあまりエンタメの話題には興味がないのであろう。有名な二人の女優について、殆ど知識がなかったようだ。

リース・ウィザースプーン（33）とレネー・ゼルウィガー（40）、二人の名はアルファベットでは、Reese WitherspoonとRenee Zellwegerとなる。似ていると言えば似ているのだが、ともにアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞など数々の賞に輝く高ギャラの女優さんである。

この度、化粧品メーカーであるAVON社の大使として派遣され、ドメスティック・ヴァイオレンス防止キャンペーン活動の一環として、英下院での記者会見に臨んだリース・ウィザースプーン。彼女を紹介するのは英ゴードン・ブラウン首相。しかし彼は何の疑いもない口調と笑顔でこのように挨拶した。

「レネー・ウィザースプーンさんをお迎えし、大変嬉しく思います。彼女とはアンソニー・ミンゲラ氏の（昨年4月、54歳で他界した英国の映画監督）葬儀でもお会いしましたが、大変人々の心を打つ言葉を述べていました。そんな彼女がこのキャンペーンを引っ張ってくれることになり、今日この場に来てくれました。」

アンソニー・ミンゲラ氏の葬儀に出席したのは、『コールド・マウンテン』でお世話になったレネー・ゼルウィガーである。要するに、レネーのことも、リースのこともよく分かっていないのだ。

超多忙を極める日本の鳩山首相はいかがであろう。黒木瞳を黒木かおりと言い間違えるくらいエッチでも楽しいのだが…。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）