writer : techinsight

企業における物品貸出業務を合理化するシステム「レンタルマイスター」を販売 日立ビジネス

企業における物品管理事務担当者は地味な仕事でありながら亡失・汚損などの後始末をさせられたりする、どちらかといえば損な役回りである。そして、手書きの物品貸出申請書に記入して決裁を取ったりといった意外とアナクロな事務をやっている企業も多い。そうした業務を合理化し、的確な貸出と返却を確保するシステムが、日立ビジネスの物品貸出管理システム「レンタルマイスター」シリーズである。

今回、日立ビジネスが販売を開始する「レンタルマイスター」は、SMBを対象にした製品であり、先端技術であるミューチップ(日立製作所が開発している、超小型の無線ICチップ)やビジネスシーンに広く普及しているバーコードを用い、物品の貸出/返却管理業務を支援する。SMBでも導入しやすいよう、リーズナブルな価格設定とし、短期間でのシステム導入も可能にした。

本製品の貸出状況照会機能は、利用者の各パソコンから、対象物品の貸出状況の照会を行うことができる。画面に表示された状況照会結果により、対象物品の貸出状況(貸出中/返却)の他、利用者などもすぐに確認することができる。

管理者向けに、指定の貸出し期間を超過した物品・利用者を画面で一覧表示する機能を備えている。これにより、管理者が貸出状況を容易に把握できるようになり、例えば、長期間にわたる未返却者に返却を促すなど、貸出業務の効果的な運用を実現できる。また、貸出状況をCSV 形式で出力することも可能であり、統計情報などへの活用も可能である。

高額な物品を紛失・亡失された場合、往々にして貸出担当者と借受者の責任範囲が不明瞭なため、所属長同士の話し合いで詫びを入れるだけで、済ませてしまっていることがある。

しかし、本システムの導入により、貸出状況と使用状況が一覧照会できることになり、返却遅延となっている物品借受者に督促を行ったり、亡失の際の責任を明確にすることにより、適正な物品管理事務を遂行することが可能となる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)