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自治体向けバーチャルコミュニケーションシステムの「ProtoSphere」構築支援を開始 レゾナント

企業や官庁におけるバーチャルコミュニケーションシステムというものは、グループウェアの一機能としても、Adobe Acrobatなどのコラボレーション機能としても実装されてはいるが、導入当初は回線速度も遅く、キャラクタベースの連絡しか事実上できないなどの制約も多かった。グループウェアに期待されていた組織のコミュニケーション活性化は、十分な回線容量を確保した状態で、専門のソリューションを末必要があった。
そうしたコミュニケーションツールの発展形として、レゾナント・ソリューションズ株式会社は、3次元バーチャルコミュニケーションシステム「ProtoSphere」で遠隔授業、研修、会議、展示会が行えるソリューションを展開する。

用途例として真っ先に挙げられるのが、会議である。災害時や緊急時でも、ネットを通じてどこからでも開催できる。移動時間、経費の節約も可能である。

また、遠隔地にいながらも、商品使用方法のトレーニングや、技術的指導を行うことができるととともに、「ProtoSphere」を使用し、授業を共有することで生徒を増やすことが可能である。

また、事前に内容や関連資料などを掲示することもでき、充実した授業を行うことができる。。

懸念されるのが通信におけるセキュリティであるが、個別会議システムによりプライバシーの完全確保が可能であるとともに、ログイン情報から全てAES256で暗号化された安全通信で行われるため、信頼性が高い。

遠隔コミュニケーションの活用による最大のメリットは、移動コストの削減と並んで、移動時間が必要なくなることにより、総体的に労働時間の短縮を図ることができるため。、ワークライフバランスの確保や残業手当の削減に貢献することができる。

遠隔コミュニケーションの導入を円滑に進めるには、総務・人事系における会議や研修体制の見直しを行うことで、初めて効果が発揮される。どんな過疎地にも行政サービスを行き渡らせなければならない自治体においては、特に重要な要素と言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)