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携帯電話から社内のメールや添付ファイルを安全に閲覧できるサービスを提供 富士フイルム

会社に届いたメールを外出先で確認するために、最も単純な方法は自分のケータイメールに転送設定をかけておくことである。しかし、これだと本文は読めても添付ファイルは読めない。専用のビューワーをインストールできる機種もあるが、表示速度が遅く、即戦力にならないこともある。
そこで、富士フイルムは、独自の画像処理技術を用いてオフィスで利用しているメールや添付ファイルに携帯電話からでも高速かつ安全にアクセスできる新サービス「Keitai Remote メールアクセス NS(Lotus Notes/Domino対応版)」と「Keitai Remote メールアクセス ES(Microsoft Exchange対応版)」を、提供開始した。

「Keitai Remote メールアクセス」は、企業のメールサーバーとして多くの導入実績がある「Microsoft Exchangeサーバー」や「Lotus Notes/Dominoサーバー」の情報を、富士フイルムが提供する「Keitai Remote サーバー」を通じて携帯電話で閲覧できる新サービスである。

「Keitai Remote メールアクセス」には、安全な環境で、携帯電話からサーバー内のメール添付ファイルを高速・高精細に閲覧可能とする、独自の「ドキュメントビューア」を搭載。「ドキュメントビューア」は、ドキュメントの各ページを携帯電話の画面に合わせて最適な画像に変換することができるため、ドキュメントに含まれる図・イラスト・写真や種々のフォントなどの表示において、高い再現性を実現した。

「Keitai Remote メールアクセス」は、国内3キャリア(NTT docomo、au by KDDI、SoftBank)の携帯電話に対応しており、現在利用中のケータイを機種変更することなく、サービスが利用できる。さらに、外出先でドキュメントをプリントしたい場合、富士ゼロックスが展開するネットプリントサービスを利用して、全国のセブン-イレブンのマルチコピー機でプリントする事が可能だ。

社内メールをチェックするために、モバイルPCを持参して、出張先でプリントするというような手間がなくなるので、営業先で商談を取れそうになったときに、帰社することなく電話で社内の人間に見積書作成を依頼して、メールで送ってもらい、ケータイからコンビニでプリントしてすぐに顧客に提示できる。

対応ファイル形式は Microsoft Office (Word, Excel,PowerPoint)、Adobe Acrobat(PDF)、富士ゼロックスDocuWorks、画像(JPEG、PNG、GIF)である。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)