writer : techinsight

テレビ会議アプリ「HelloMeeting」を販売 ソフトフロント

新型インフルパンデミックや地震等災害に備えたBCP(事業継続計画)の必要性が叫ばれ、ITベンダー各社はシンクライアントソリューションの販売に熱心であるが、同時に導入したいのがテレビ会議アプリケーションである。非常時のみならず、不要不急の会議を廃止し、やむを得ない場合の会議においても極力自席端末から会議に出席できるようにするだけで、大幅なコスト削減を図ることができる。

株式会社ソフトフロントは、NGN(Next Generation Network)対応ソフトウエア開発キット(SIP-SDK)「SUPREE Vision Premier(スプリー ビジョンプレミア)」を組み込んだテレビ会議アプリケーション「HelloMeeting(ハローミーティング)」を開発、11月17日より株式会社ベクターが運営するオンラインソフトウェア流通サイト、ベクターPC Shopにて販売を開始した。

中小規模の事業者やロケーションが離れたSOHOではテレビ会議の必要性があっても、「設備投資ができない」、「アプリケーションを開発する時間やリソースがない」などの理由からパッケージ化された製品が求められている。

このようなニーズに応えるためソフトフロントは、1ライセンスあたり10,500円からという安価で、ダウンロードするだけでNGNの特長である高品質かつセキュアなテレビ会議を実現する「HelloMeeting」を製品化した。

「HelloMeeting」は、ダウンロードしたPC同士はもちろんのこと、一般電話機との電話会議や、NTTドコモのFOMA端末とのテレビ会議も行うことができ、ロケーションに縛られることなく、いつでもどこでも簡単に安心して利用できる。すぐにテレビ会議を導入したい、低コストで運用したいといったニーズがある事業者には最適な製品である。

これまで「14:00から会議」などと号令が出たら、出席者は万障繰り合わせてその時間までに会場に到着しなければならなかった。

本アプリケーションの導入により、「14:00から会議」という号令が出たら、どこで何をしていようと、その時間に端末を取り出せば会議が開催できる。これによって移動時間の制約から逃れ、柔軟な業務スケジュールが立てられる。

マイクロソフトのWindows Azureでも提唱されているのだが、PC、携帯電話、テレビなど様々なスクリーンで透過的に運用できる業務システムの構築が今後は重要性を増してくると思われ、ソフトフロントのテレビ会議システムも、そうしたニーズに応えることのできる製品の一つである。

販売価格は次のとおりとなっている。

1クライアントパック:\14,700(\14,700/1ライセンス)
2クライアントパック:\25,200(\12,600/1ライセンス)
4クライアントパック:\42,000(\10,500/1ライセンス)
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)