writer : techinsight

中小企業向けに安価に導入できるエンタープライズサーチ「ConceptBase Search Lite 1.1」を発売 ジャストシステム

エンタープライズサーチという用語は、中小企業ではあまり馴染みがないことが多いが、基本的に端末に向かって
「あの書類を一式もってこい」という命令を発すれば、その書類(データファイル)が物理的にどこに存在していても、瞬時に探してくれるシステムのことだ。
実際には「あの」だけでは、コンピュータは理解できないが、「A社案件の金額の大きなもの」といった曖昧なキーワードで、該当するファイルを探すシステムである。
本来は、大変高価なシステムだが、この分野で業績のあるジャストシステムが中小企業向けに安価に導入すべく発売するのが、「ConceptBase Search Lite 1.1」だ。

「ConceptBase Search Lite」は、部門内での少人数の利用や中小規模の企業に最適な検索エンジンである。

短期間での導入が可能で、管理や運用も容易に行えるのが特長である。クライアント数の管理も不要だ。

業務に検索エンジンを役立てたい、部門内予算で決裁をして運用も現場の裁量で行いたい、といったニーズに対応する。

WebサイトやRDB、Lotus Notesを検索対象にできる各種オプション製品(価格:各30万円[税別])を利用することにより、社内の様々なビジネス文書の検索も可能になる。

また、上位製品であるエンタープライズ・サーチ・プラットフォーム「ConceptBase Enterprise Search 」へのアップグレードも可能となっているので、将来の拡張にも柔軟に対応できる。

ビジネススピードの向上というテーマはしばしば大がかりな業務改善という視点で語られることが多いが、実は「すばや
く書類を探し出すこと」で、スピードは飛躍的に向上する。

電子化されていない大量の紙文書ファイルを、文書保管庫に行って一日かけて探すという「大仕事」は、昭和の時代には立派な仕事と見なされていたが、現在のIT化時代においては無駄な仕事でしかない。ビジネスにおいて勝ち抜いていくためには、まずは文書の電子化と検索システムの導入を図っていくべきであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)