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オフライン手書きメモをデジタル化できる 超音波式デジタルペンをつかった描画ツールを発売 ぺんてる

デジタルペンは、文字も描画もウインドウ操作も1本でこなせるという便利なツールだが、母艦であるPC等に接続していないと使えないという難点がある。
しかし、今般、ぺんてるが発売する超音波式デジタルペンは、単体オフラインで書いた筆跡をメモリしておき、あとからPCに取り込むことができるというツールだ。

紙面にペンを走らせると、ペン先から超音波と赤外線を発信して、フラッシュメモリを搭載したユニットに筆跡情報を記録する。

デジタルペンは感圧スイッチを使い、筆記時のペン先の沈み込みが殆どなく違和感を大幅低減している。Draw専用で他のairpenシリーズよりレスポンスが向上している。

オフラインでは、紙に描いたラフスケッチを受信ユニットが記録する。オンラインでは、モニタにリアルタイムに筆跡を表示できると共に、ペンのグリップにあるスイッチをクリックすることでタブレットモードに切り替わり、カーソル操作や市販ペイントドローソフトなどでデジタルイラストを仕上げることが可能である。

付属の専用ソフトウエアは、受信ユニットに記録された描画データを再現、保存し、JPEG、 TIFF、 BMP、 SVGなど、ラスター系、ベクター系の様々なフォーマットにワンクリックで出力、市販ペイントドローソフトとの連携もスムーズである。

会議やセミナーなどで、資料の配付が少なく、プレゼンと口頭説明ばかりであった場合、どれだけ忠実にメモを起こすかが、仕事の勝敗を分ける。

速記したメモは、会社に持ち帰って、それをみながらデジタルデータを起こし、ラインドローや画像添付などの加工処理を行って、報告書として仕上げることができる。

販売開始は2009年11月21日から。
販売予定数量は全国限定500セットである。

セット内容は次のとおりとなっている。
デジタルペン、メモリーユニット、A5ボード、A4ボード、アプリケーションCD-ROM 他
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)