writer : techinsight

手元のエクセル表も一発でDB登録 統一管理を行うデータベースの銀行「スパイラル」

アンケート情報や顧客名簿などのデータ管理については、大企業であってもお寒い状況の会社が少なくない。一番多いのはエクセルの表で管理して、その都度フィルターで絞り込みをかけてデータを抽出するというものだ。ちょっと気が利いたユーザーならAccessでRDBMSを構築しているが、メンテナンスに多大な時間がかかり、いつしかデータベースの鮮度も低くなりがちだ。社内に散在する情報を一元管理検索するにはエンタープライズサーチシステムの導入という方法もあるが、コスト高になりがちである。もっと気軽にデータベースを構築できないものか。そうした答えの一つが「データベースの銀行」をテーマに掲げる「スパイラル」である。

スパイラルは、販促やIRにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、企業が保有する様々な種類の重要情報資産を、データベース化して安全に管理するためのプラットフォームをインターネット経由(ASP/SaaS形式)で提供している。
さらに、登録ページ作成、サンキューメール配信、アンケート集計、クリックカウントレポート、登録締め切り、GPS、自社サイトに貼り付けて口コミを集められるガジェットなど300以上の柔軟で豊富な機能により、情報資産を有効活用するためのソフトウェアサービスとしてもご利用いただけます。

今回新たに、手元のエクセルの表をコピペ感覚で貼り付けてデータベースに登録できる機能と、毎日繰り返す抽出条件処理を定型化するテンプレートが提供され、利便性が高まった。

仕事のスキルが属人的になるのは、やむを得ない面もあるが、データの管理まで属人的になるのは会社にとって大きな損失である。上司が「おーい!○○の顧客リスト至急出してくれ」と言ったら「○○さんが出張中なので、出せませーん!」という答えが返るようでは、ビジネススピードの向上は見込めない。

○○さんのデータは、○○さんのパソコンにあるかもしれず、あるいはファイルサーバの中の部門共通フォルダにあるかもしれず、仮に見つかったとしてもそのデータベースの鮮度は怪しい。

こうした状況を改善するためにも、部門共通で使う情報はデータベースの銀行「スパイラル」に預けてしまうのが賢い選択肢の一つと言える。

SaaS形式で提供されるので、導入コストが低く、すぐに開始できるのも強みになるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)